最も安全だと思うキャッシュレス決済はクレジットカード JCB調査

JCBが全国47都道府県の20~60代男女4,700名を対象に、決済手段の「安全・安心」に関するインターネット調査を行いました。

クレジットカード選択では「安心・安全」が決め手に

調査において最も安全だと思うキャッシュレス決済について尋ねたところ、最多はクレジットカードで57.8%。次いでプリペイドカード、キャリア決済、QRコード決済、デビットカード、非接触IC決済という結果でした。


クレジットカードを選ぶ際に重要だと思う点では、最多は「決済を提供している企業やブランドが安心・信頼できること」、ほかにも「利用できる加盟店が多いこと」「各種キャンペーンや割引などの特典が充実していること」があがりました。


クレジットカードの選択・利用時に「安全・安心」を感じる点では、「紛失盗難時の補償があること」「カード利用時の不正検知システムがあること」「インターネットショッピングでの本人認証サービス」がトップ3でした。

一方で現金が安心だと思う理由として「使い慣れている」「ほとんどの店舗で使える」「お金のやり取りが目に見えて安心」といった、身近さ・親しみやすさからくる安心感があることがわかりました。
これに対しキャッシュレス決済では、セキュリティや紛失盗難時のサポートなどといった不安を払拭することから、「安全・安心」を感じられるとみられています。


現金・キャッシュレスを問わず、決済手段を選ぶうえで重要な点として「安心して利用できること」「ポイントが貯まること」「支払いがスムーズなこと」といった結果になりました。

特に、滋賀県では「安心して利用できること」を最重視。また「ポイントが貯まること」は福島県が最多で、都道府県によって決済手段を選ぶ点に差があることがうかがえます。


キャッシュレス決済を安心だと思う理由として、「現金の持ち合わせがない時でも利用できる」「利用金額が確認できる」「紛失や盗難などによる不正使用に対する補償がある」といった点があがりました。

世代別では、「現金の持ち合わせがない時でも利用できる」が60代の約7割、「紛失や盗難などによる不正使用に対する補償がある」は60代の約4割
が最も高く、年齢が高くなるほど重視する傾向が高くみられています。
「利用金額が確認できる」は20代の約半数が最も高く、年齢が低くなるほど重視する傾向が高いことがわかりました。


キャッシュレス決済が導入されたら便利だと思う場所では「病院」「スーパー」「自動販売機」があがり、生活者に身近な施設や場所が今後の導入先として期待されていることがうかがえます。

都道府県別にみると、温泉地数が全国1位の北海道では約半数が「温泉、銭湯」で導入してほしいと回答。
また、乗用車保有台数が全国1位の愛知県では、約4割が「駐車場」と答えており、地域ごとにユニークな結果がみられました。

調査概要

調査名:キャッシュレスに関する調査
日時:2020/3/13
対象者:全国に居住する20~60代男女4,700名
割付:年齢(5段階)×居住地(47都道府県)×性別(男女)

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