FXするならメキシコペソがおすすめ!スワップポイントで稼げるFX会社5選

FXで得られる利益は、「為替レートの変動による利益」と「2国間の金利差による利益」の2種類に分けることができます。高金利に着目して取引する場合、最も注目される通貨のひとつがメキシコペソです。

今回は、スワップポイントという手法とメキシコペソでFXする場合におすすめの口座を紹介します。

FXとは?メリット・デメリットやFX事業者や口座比較など初心者に分かりやすく解説

スワップポイントとは

FX(Foreign Exchengeの略)は正式には外国為替証拠金取引といい、少額の証拠金を預け入れ、その数倍の金額の外貨を売り買いし、買付金額と売却金額の差額により決済する取引です。
FXでの通貨ペアの金利差分の調整額をスワップポイントといいます。例えば日本円を売って日本よりも金利が高い通貨を買えばその金利差の分を毎日得ることができ、他方日本よりも金利が低い通貨を買えば金利差分を支払うことになります。

高金利通貨として有名なメキシコペソ

メキシコは1980年代に深刻なインフレーションを経験し、一時物価上昇率は年率で100%を超えるに至りました。1993年に1,000対1の通貨単位の切り下げが行われ、その後インフレーションは低下し、物価上昇率は10〜30%で推移するようになりました。2000年以降は、世界的なデフレーションの傾向もあって、メキシコの物価上昇率も一桁台にまで落ち着くようになりました。現在の物価上昇率は4%前後となっています。
高い物価上昇率を背景としてメキシコの金利は高止まりしており、2019年6月末時点の政策金利は8.25%です。

近年のメキシコペソ/円レートをみてみると、2014年末には1メキシコペソは8円を超えていましたが、2015年を通じてメキシコペソ高・日本円安が進み、2016年央には6円を下回りました。その後は5円から6円強の範囲で横ばいに推移しています。
金利が物価上昇率を大きく上回っており、かつ比較的レートが安定しているメキシコペソへの投資で利益を得られるチャンスは確かにありそうだと言えます。
なお、メキシコペソは通常MXNと表記され、2019年7月時点、1メキシコペソは5.7円前後となっています。

メキシコペソ/円の取引ができるFX会社は?

メキシコペソは米ドルやユーロ、ポンド、オーストラリアドルなどメジャーな通貨とは異なり、取引できるFX業者は限られています。
以下のFX口座でならメキシコペソの取引が可能なので参考にしてみてください。

外為オンライン

外為オンラインによるFXサービスで、システムがマーケットのトレンドを見極めて自動的に売買を行う「iサイクル2取引」を提供しています。セミナーの多さでも定評があります。取引通貨ペアは全26種類。メキシコペソ / 円の取引単位は10,000通貨から。スプレッドは0.6銭で、買いのスワップポイントは10,000通貨あたり7円(2019年7月10日時点)。

FXプライムbyGMO

FXプライムbyGMOはGMOインターネットのグループ会社です。FXサービスはスプレッドが狭いことを特徴とするサービスと約定の安定度を特徴とするサービスとに分けることができますが、FXプライムbyGMOは2019年3月に矢野経済研究所が実施した調査において調査対象FX会社中で唯一の約定率100%・スリッページ(注文したレートと約定したレートとの差)なしの成績を残しており、約定の安定度の高いサービスと言うことができます。取扱通貨ペアは全20種類。メキシコペソ / 円の取引単位は1,000通貨から。ただし10,000通貨未満の場合は1通貨あたり3銭の取引手数料が必要となります。買いのスワップポイントは10,000通貨あたり12円(2019年7月10日時点)。

LIGHT FX

LIGHT FXはトレイダーズ証券が2018年10月に提供を開始した比較的新しいFXサービスです。同じくトレイダーズ証券が提供しているみんなのFXではFX口座を開設すると自動売買口座等が同時に開設されますが、LIGHT FXではFX口座のみが開設されるので、シンプルかつ気軽に口座を開設することができます。通貨ペアは全23種類。取引単位は1,000通貨から。メキシコペソ / 円のスプレッドは0.4銭で、買いのスワップポイントは10,000通貨あたり12円(2019年7月10日時点)。

みんなのFX

みんなのFXはLIGHT FXと同じくトレイダーズ証券が提供するFXサービスで、通貨ペア数、最低取引単位、スプレッド、スワップポイント等はLIGHT FXと共通しています。LIGHT FXとの大きな違いは、自動売買システム「みんなのシストレ」口座とバイナリーオプション(レートの値幅ではなくレートが高くなるか安くなるかの二者択一で利益が決まる取引)システム「みんなのオプション」口座が同時に開設され、それらサービスを利用することができるということです。通貨ペアは全23種類。取引単位は1,000通貨から。メキシコペソ / 円のスプレッドは0.4銭で、買いのスワップポイントは10,000通貨あたり12円(2019年7月10日時点)。

アイネットFX

アイネット証券が提供するFXサービスで、価格変動に応じて売買を自動的に繰り返すシステム「ループイフダン」を提供しています。取扱通貨ペアは全24種類。メキシコペソ / 円の取引単位は10,000通貨から。買いのスワップポイントは10,000通貨あたり15円(2019年7月10時点)。スプレッドは固定されておらず、上限幅が設定されています。

メキシコペソ/円の取引ポイント

FXでメキシコペソに投資するときの魅力はなんといってもその高いスワップポイントです。
スワップポイントはFX業者によってかなりのバラつきがあり、10,000通貨あたり7円の場合と14円の場合とでは、外貨預金で金利が2倍違うのと同様の大きな差が生じます。スワップポイントは変動するのでいま提示されているものが今後もずっと続くとは限りませんが、現時点でのスワップポイントの高さでFX業者を選ぶというのも一案でしょう。

一方で、メキシコペソのような高金利通貨に投資するときには、その金利どおりの利益を得られるわけではないということを常に頭に置いておかなくてはなりません。現在メキシコの物価上昇率は年率4%程度であり、物価上昇がほぼゼロの日本の円とメキシコペソとのあいだの為替レートは長期的には物価上昇率の差程度の割合で変化する(メキシコペソ安・日本円高)可能性が高いと言うことができます。
メキシコ国内経済の状況や国際情勢、特に、メキシコは銀や石油の輸出が多いので、国際商品市況や隣国米国の経済状況・対メキシコ政策などにより、メキシコペソ/円レートはさらに大きく動く可能性もあります。常にメキシコ内外の情勢に目を配っておくことも重要です。メキシコ関連情報を適時、的確に提供しているFX業者を選ぶといいでしょう。

FXはメキシコペソのスワップポイントで稼ぐ

FXでは差し入れた証拠金の額の数倍(最大25倍)の金額の取引をすることができます。これを「レバレッジをかける」といいますが、25倍のレバレッジをかけて10,000通貨単位でメキシコペソ / 円を取引する場合、必要となる証拠金はわずか2,300円程度となります。少額でも取引を始められる点もメキシコペソ投資の特徴のひとつと言えましょう。
また、メキシコペソ買い・円売りのスワップポイントが1日10,000通貨あたり15円の場合、仮に為替レートが変動しないとすれば、1年間の利回りは約9.6%にもなります。現在のメキシコの物価上昇率を差し引いても5%を超えます。
FXで取引できる高金利通貨としてはメキシコペソのほかにも南アフリカランドやトルコリラがありますが、3国の国債の格付けを比べてみると、主要な格付け会社であるムーディーズ、S&Pのいずれもがメキシコ、南アフリカ、トルコの順に格付けが高いとしており、国債の格付けで判断するのであれば、メキシコペソ投資は南アフリカランドやトルコリラ投資に比べてリスクが低いと言うことができます。
日本のみならず世界的に低金利の状態が続く昨今、少額から始められ、高い利回りを期待でき、他の高金利通貨と比べて比較的リスクが低いメキシコペソ投資は大いに魅力的と言えるでしょう。

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