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VanEck SolidXはSECに上場審議申請をしていたビットコインETFを9月13日付けで取り下げ。SECのVanEck SolidXのビットコインETF審議は2019年10月18日が最終期限であったため、約1ヶ月の余裕を残して辞退した形となった。

 

関連記事:米SECがビットコインETF3つの延長審議発表!VanEck SolidXの期日は?

 

VanEck 2度目のビットコインETFの申請取り下げ

VanEckのビットコインETFは元々2018年6月20日に申請されたものであり、SECの審議は最大240日という期間が決められている。そのため、2019年1月22日にも米政府閉鎖を理由に取り下げを行っていた。

今回のVanEckのビットコインETF取り下げはSECによる否決ではなく、最終審議期間まで約1ヶ月という余裕を残してからの取り下げということになる。ビットコインETFが最終審議期間までに”明確に否決”という発表によるショートや暴落を避けるという狙いもあるのではないかと見られる。

出典:https://www.sec.gov

 

VanEckはすでにビットコインETFの類似証券を発売

VanEckは今月9月5日、1933年証券法規則144Aを利用して適格機関投資家に向けてビットコインETFと同様の形式を取った144AビットコインBTFを先行で販売していた。9月17日付けでこの144AビットコインBTFはわずか約4BTC分しか発行されておらず、144AビットコインBTFの先行販売はビットコインETFの需要を図るための前段階であったのではないか?と考えることができるだろう。

 

出典:https://www.vaneck.com/

 

関連記事:【墨汁速報】VanEck ビットコインETFと同様の証券を機関投資家に対し9月5日に販売

 

ビットコインETF実現に前向き

VanEckの取締役であるGabor Gurbacs氏によると、

 

「ビットコインとビットコインにフォーカスした金融イノベーションのサポートに献身的に取り組んでおり、ビットコインETFの実現を最優先に行っている。SECや市場参加者とビットコインETFの実現のため、一歩ずつ着実に取り組んでいく」

 

としている。

 

ビットコインドミナンスの低下

ビットコイン価格は以前110万円を推移しているが、ビットコインのドミナンスは70%を記録した後、イーサリアムの大きな高騰からはじまり、アルトコインへ2%の資金が流れている状態だ。発表は日本時間9月18日付けであるものの、申請は13日付けであることからビットコインETFの上場申請取下げが影響しているのではないかと見られる。

現在イーサリアムのドミナンスは9月5日の7.4%から1%増加して8.41%を推移している。

出典:https://coinmarketcap.com/

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