ビットコイン(BTC)急落に仕掛けあり!Coinbaseの売りの影にOKcoinで先回りか?

今週、日本時間9月25日(水)の早朝、ビットコイン(BTC)の突然の急落が起こりました。元々下落はしていたのですが、BTCが大幅な急落が見られたタイトな時間がこの3時47分です。

知り合いの香港系クオンツファンドやNY系クオンツファンドの方々にヒアリングをしたのですが、どこも「意味不明」の回答でした。大変大きなクジラが動き出した可能性があります。

ログを追ってみると、BitMexでも1,000BTCを超える成行売りを始め、何発もの成行き売りが連発されていたことも確認できました。

OKcoinでレバレッジの売りが入っていた?

出典:Trading View

こちら、大手取引所各社のBTCUSDとBTCUSDTの比較チャート、30秒折れ線チャートです。細く見てみてると、3時46分30秒頃から、OKcoin(黄色)での急落が確認されました。その30秒後にあたる、3時47分からCoinbase(青色)での急激な下落が確認できます。

売り方が急激になった3時47分台では、Coinbaseが一番きつい下落を演じていたようです。それを先回りするかのうように、OKcoinも先行してさらに下値を掘り下げているのがみてわかりました。この時間帯とCoinebaseを使ってくるということは、米系のファンドでしょうか?


出典:Trading View

それから数十分後、各社乖離が目立つ中、7%以上の下落を演じて揉み合いとなりました。Coinbaseはその後、高めに推移する時間が長かったようです。OKcoinも値段を中央値に収めて、買い戻しを終えたかのような値動きでした。

週足は50%ラインをブレイク!


出典:Trading View

さらに下値をその後追いましたが、コラムを執筆している今現在も、円建ての90万円前後で停滞をしています。ドル建てでは8,360ドル前後です。

直近安値の8,168ドルはあまりにも中途半端なので、もう一段下サイドを攻めにいきそうです。しかしながら、これだけ急落にしたにも関わらず、出来高があまり伸びていないことを考慮すると、市場の薄いマーケットを突き破って下落したと考えられます。

こういった相場はトレンドの最終局面で現れやすいため、次の下落が最終下落となるかもしれません。しかしながら、こちらは週足ですので、まだ数週間は続く可能性もあることもお忘れなく。

次のサポートラインは7,400ドル前後です。フィボナッチ・リトレースメントの61.8%押しは、その少し下の7,200ドル付近に控えております。ここは円建てに直しますと、およそ80万円弱になります。

ドル建てでは7,200〜7,400ドルを、円建てでは79万〜81万円前後で次の押し目を狙うと良いのではないでしょうか。

僕は100万円のサポートが明確に割れてしまったので全て損切りを実施しました。また少し下落したタイミングから、BTCとETHを拾っていく予定です。損切りしたポイントより少しでも下で買い戻せれば、値が戻ったときに資産がその分増えてます。地味で嫌な作業ですが、これが資産を増やす隠れた大事なポイントです。

少しでも総資産を増やすために、損切りからの素早いエントリーを意識してトレードしていく週末になっていくのではないでしょうか。

ビットコイン(BTC)の価格・相場・チャート

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