香港のブロックチェーン企業であるアニモカ・ブランズ(Animoca Brands)は4月11日、レフランスのゲーム開発企業のエデン・ゲームズ(Eden Games)を買収したことを発表した。
ブロックチェーンベースの新しいレースゲームを市場に投入予定
エデン・ゲームズは、1998年に設立したフランスを拠点としたゲーム開発会社で、さまざまレースゲームを開発したことでも知られている。代表作としては「ニード・フォー・スピード(Need for Speed)シリーズ」や「F1 モバイルレーシング(F1 Mobile Racing)」「ギア・クラブ」「テストドライブ(Test Drive)」「Vラリー(V-Rally)」などがある。エデン・ゲームズのゲーム販売数は1,300万本以上、アプリのダウンロード数は6,000万以上だ。
ギア・クラブは、モータースポーツゲームの世界大会であるワールド・ファステスト・ゲーマー(World's Fastest Gamer)の公開予選で主要なレースゲームとして採用されている。また50カ国以上の100以上の放送局で放映されており、4億人以上が視聴する大会でもある。
REVVモータースポーツというプロジェクトを推進しているアニモカ・ブランズは、今後エデン・ゲームズの専門知識と能力を活用して、REVVモータースポーツ・エコシステムの既存および新規タイトルに取り組み、ブロックチェーンベースの新しいレースゲームを次々と市場に投入していくという。新しいゲームは、2022年3月に運営を停止したアニモカ・ブランズのF1デルタ・タイムから資産を交換することで得られたNFTレースパスやその他の資産にさらなる有用性を提供する予定だ。
Web3などの新しいフロンティアに踏み出すことを楽しみにしている
アニモカ・ブランズのヤット・シウ(Yat Siu)共同創業者は、「四半世紀にわたり高品質なモータースポーツビデオゲームを構築してきたエデンゲームズは、REVVモータースポーツのエコシステムの開発を強化・加速し、REVVコミュニティとレースメタバースに強力な価値を付加してくれるだろう」と語っている。
またエデン・ゲームズの共同設立者であるデイビッド・ナダル(David Nadal)氏は、「アニモカ・ブランズに参加することで、エデン・ゲームズの次の章をスタートさせることができ嬉しく思っている。モータースポーツというジャンルの現状に挑戦する新しい体験を生み出し、この分野のリーダーと共にWeb3などの新しいフロンティアに踏み出すことを楽しみにしている」と話した。
【こんな記事も読まれています】
・K-POPアーティストの動画NFTをエアドロップ、アニモカ・ブランズらの合弁会社
・タイム誌がブテリン氏をカバーストーリーにしたNFT雑誌をリリース
・PUBGのクラフトンがソラナとブロックチェーンゲームに関する長期的な協力契約を締結
The post アニモカ・ブランズ、レースゲーム開発会社エデン・ゲームズ買収 first appeared on CoinChoice(コインチョイス).