ブロックチェーン教育分野で日本マイクロソフトと学習サービスを提供するdigglue(ディグル)が提携

ブロックチェーンのオンライン学習サービス「EnterChain」とブロックチェーン・AIの導入コンサルティングを行う株式会社digglue(ディグル)が5月28日、日本マイクロソフト株式会社とブロックチェーンの教育コンテンツ開発などにおいて連携を開始したことを発表した。

ブロックチェーンを学べる環境を共同開発

digglueの発表によると、今回の提携により、Microsoft Azure が提供する「Ethereum Proof-of-Authority on Azure」などの「Blockchain as a Service(BaaS)」をベースに、ブロックチェーンの技術や必要な機能を学べる環境を、ブロックチェーンのオンライン学習サービスを手掛けるdigglueと共に共同開発していくという。

今回の業務提携には、将来ブロックチェーンの与える社会への潜在的なインパクトは国内外で67兆円に上るとの算出や、今後ブロックチェーンに関連するプロジェクトはますます増え、ブロックチェーン技術者ニーズや開発ニーズが増えてくるとの予想が背景としてある。

また、「Blockchain as a Service(BaaS)」の活用によってブロックチェーンプロジェクトに必要な機能を簡易かつ迅速に立ち上げることが容易になってきたが、それらの技術を学習できる環境は少なく、導入が進まないといった現状もある。

ブロックチェーンに必要なコンテンツを集約

今後の展開としてブロックチェーンの基本的な仕組みの解説から、Azureの導入方法、サンプルコードなど、Azureを活用してブロックチェーンプロジェクトを立ち上げるのに必要なコンテンツを集約したページを立ち上げる予定。その後、Azureを使った 導入支援サービスや資格認定など、導入を加速するためのサービスを共同で開発していくとしている。

日本マイクロソフト株式会社は今回の提携について、「ブロックチェーン・AIなど最新技術の学習コンテンツを開発をする株式会社digglue様との連携が、ブロックチェーンエンジニアの普及に寄与できること、そしてその結果としてブロックチェーン技術の更なる普及・発展に繋がることを期待しております」とのコメントを発表している。

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