日本通運(日通)がボルボ傘下のUDトラックス、ホクレン農業協同組合連合会と共同で、自動運転トラックの実証実験を実施することが発表されました。
自動運転トラックで物流の効率化へ
実証実験はホクレンが保有する製糖工場と集積施設において実施予定。実験で利用するトラックはUDトラックスが製造する「クオン」をベースとしており、自動運転の定義で「レベル4(特定の場所のみ無人で走行)」にあたる技術が用いられています。また、安全確保のためドライバーが乗車します。
日本では労働人口の高齢化・人口減少による労働力不足が急速に進んでおり、トラックドライバーは2027年に需要に対して24万人も不足するといわれています。農産物など一次産品の輸送を行うドライバーの不足が進むことで、日常生活や日本経済の停滞つながりかねない事態も懸念されています。
3社は今回の実証実験の実施を通じ、社会実装に向けたユースケースや課題を抽出し物流のさらなる効率化に向けた仕組みづくりを加速していくといいます。