オンライン決済、支払いの種類と代行サービスまとめ

ネットショッピングはインターネットやスマホの普及で多くの人が利用し、日用品から家電、書籍などあらゆるジャンルが買えるようになっています。
それに伴いオンライン決済の需要も急激に高まっているため、導入を検討している人も多いのではないでしょうか。

今回はオンライン決済を支払い方法の種類で5つに分けてわかりやすく解説します。

オンライン決済とは?メリット、代行サービスの種類を比較

オンライン決済の支払い方法は5種類

オンライン決済とは、その名の通りオンライン(インターネット上)で決済ができるサービスのことです。
たとえば、クレジットカードはお店で使えるほか、インターネットでカード番号を入力して支払いできるオンライン決済の一種。

ネットショップの利用者が増えるにしたがってオンライン決済の種類も増えており、大きく分けて5種類あります。

クレジットカード決済

オンライン決済で最も利用者が多いのがクレジットカード決済です。
カード番号を入力するだけで決済でき、支払いが翌月なので現金を用意しなくてもよいのが便利なところ。

決済ごとにポイントが貯まったり、履歴がしっかり残るのも魅力です。

銀行口座・ネットバンキング決済

銀行口座を利用したオンライン決済としてデビットカードやネットバンキング決済があります。

オンラインで決済が完了すると、即時銀行口座の預金から代金が引き落とされるのが特徴。
わざわざ振込先をメモして銀行へ行かなくてもよいのが便利なポイントです。

キャリア決済

キャリア決済とはドコモやau、ソフトバンクの携帯電話料金と合算して支払いをする方法です。
デジタルコンテンツの購入や月額サービスの加入時に使われることが多くなっています。

ID決済

iD(アイディ)は、NTTドコモによる決済システムです。

iDは実店舗ではタッチ決済ができるサービスとして使われていますが、ネット上ではオンライン決済でも使用可能です。
iDにクレジットカードや電子マネーなどを登録してその指定した支払い方法で決済を行います。

たとえばクレジットカード払いが使えない場所でもiDが使えるならiDを通してクレジットカード払いが可能です。

電子マネー決済

電子マネーはプリペイド方式で電子化されたお金で支払う方法です。
有名なサービスでは楽天EdyやSuica(交通系IC)などがあります。

一度電子マネーにチャージしておけばキャッシュレスで支払いができ、サービスによってはポイントが貯まることもあります。

オンライン決済を導入するなら代行サービスが便利


オンライン決済を導入するには、利用したい決済事業者に個別に申し込む方法と、オンライン決済代行サービスを利用する方法があります。
特に個人でネットショップを運営している人や、小規模の事業者は、個別契約より代行サービスの方がコストもかからずスムーズに導入可能です。

オンライン決済が便利なのはネットショップの運営者だけではありません。
例えば、エステや学習塾を営んでいる人など、個人で事業をしている人にとっては導入することで顧客に便利な決済方法を提供できる手段となりメリットがあります。

こういったサービスはある程度まとまった金額の料金の支払いを受けることもあるため、決済方法や売り上げの管理が課題になります。
代行サービスでオンライン決済を導入することで、ユーザーに便利な支払い方法を提供しつつ、売り上げの管理もしやすくなります。

決済代行サービスを利用するメリットは?

決済代行サービスを利用するメリットは、低コストで手間をかけずにオンライン決済を導入できるところです。
個人事業主や小規模の業者では個別契約でオンライン決済に申し込みをしても審査に通過できない場合もあります。

また、個別契約では導入までに1ヶ月ほどかかることもあり、費用は個別に見積もるため初期費用や月額費用がかかることも。

決済代行サービスなら導入から実際の利用まで代行サービスがサポートしてくれます。
初期費用も無料で月額費用もかからない・低額で済むことが多く、ほぼリスクなしで導入できるため個人事業主や小規模の事業者には特におすすめです。

おすすめオンライン決済代行サービス

ネットショップや個人で事業を営んでいる人にとっては、オンライン決済代行サービスがおすすめです。
ユーザーに便利な支払い方法が提供でき、大企業の有名ブランドの決済代行サービスを導入すれば顧客からの信頼も得られやすくなるでしょう。

導入コストが低く手間もかからないおすすめのオンライン決済代行サービスを紹介します。

楽天ペイ

楽天ペイは楽天グループの決済サービスです。
楽天で登録してあるクレジットカードで支払いができるサービスで、クレジットカードに対応していない場所でも楽天ペイを導入していればカード払いができます。

楽天グループだけあり、楽天スーパーポイントでの支払いも可能です。
店舗への導入費用は初期費用も年会費・月額料金も不要ですが、データ処理手数料とサービス利用手数料がかかります。

物販・非物販で分けられており、詳細は以下の通りです。

データ処理手数料

物販:受注 5円/1件、確定 5円/1件、取消 5円/1件
非物販:受注 5円/1件、確定 0円/1件、取消 5円/1件

サービス手数料

物販:決済手数料14.0%+楽天スーパーポイント原資負担分 1.0%
非物販:決済手数料18.0%~(商材による)+楽天スーパーポイント原資負担分 1.0%

PayPal(ペイパル)

PayPalは世界で2億5,000万人が利用しているアメリカで生まれた決済サービスです。

1,800万以上のお店で導入実績があり、日本でも知名度の高い決済代行サービス。
PayPalではクレジットカードに加えて銀行口座での支払いができます。

運営会社のPayPal Pte. Ltd.はシンガポールの会社です。

PayPalは無料でアカウント開設ができ、初期費用無料で導入できます。
決済手数料は月間の売上により異なりますが、一回あたり40円+決済額の2.9~3.6%です。

Paidy(ペイディー)

Paidyは日本の株式会社Paidyが運営する後払い決済サービスです。
ユーザーはクレジットカードを登録することなくポストペイ方式で決済でき、翌月にまとめてコンビニ支払いやATM支払いを行います。

Paidyでは決済手数料の料率は事業の種類や決済単価によって変わるうため申込み時に個別に見積もりされます。
ただし店舗への導入費用は初期費用や年会費・月額費用はかからず、決済手数料のみなのためリスクなしで導入可能です。

リクルートかんたん支払い

リクルートかんたん支払いは、リクルートIDで支払いができる決済サービスです。
クレジットカードを登録して支払いができるほか、Pontaポイントでの支払いもできるのが特徴となります。

Pontaポイントといえばローソンでも使えるポイントで会員数は8,000万人を超えており、多くのユーザーにリーチできるのがメリットです。

導入費用として初期費用や月額費用・年会費などの固定費はかかりません。
決済手数料は物販で3.5%、デジタルコンテンツは6.0%です。

Stripe(ストライプ)

Stripeは、インターネット上で使うオンライン決済に特化したサービスで、大企業から個人事業主や小規模業者までさまざまな規模のお店で導入しやすい決済サービスです。

Stripeではクレジットやデビットカードが使えるほか、中国のAlipayやWeChat Payでの支払いにも対応していますので、日本だけでなく海外利用者もいるECサイトなどにおすすめ。

初期費用や月額費用は無料で、決済手数料は3.6%です。

イーコンテクスト

イーコンテクストは日本の株式会社イーコンテクストが運営する決済サービスで、2000年代の早い時期から国内でオンライン決済を提供しています。

対応する支払い方法の種類が豊富でクレジットカードはもちろん、コンビニ決済や銀行口座・ネットバンキング、Pay-easy、キャリア決済、電子マネー、PayPal決済などに対応しているのが特徴です。
たとえばコンビニ決済やネットバンキングでの決済が導入できればクレジットカードを持っていないユーザーにもアピールできるため幅広い顧客の獲得が可能になります。

イーコンテクストでは初期費用や固定費用、決済手数料などが個別に見積もりで決定され、商材や事業の規模に応じて最適なプランで導入することができます。

オンライン決済代行サービスを利用して導入しよう

オンライン決済といえばクレジットカードをイメージする人が多いかもしれませんが、そのほかにも銀行口座から支払うものや電子マネー、携帯決済などいろいろな種類があります。
サイトやお店に合ったオンライン決済を提供することでユーザーは支払いが便利になり、店舗は売り上げがアップしたり売り上げ管理がしやすくなるでしょう。

オンライン決済代行サービスを利用すれば、初期費用無料で導入することも可能です。
お店にとってはノーリスクではじめることができるためぜひ一度検討してみてはいかがでしょうか。

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