テザーとALGOトークンが不正流出
投資会社アルゴ・キャピタルCTOのスマホがハッキング被害を受け、管理下にあったホットウォレットから、USDTやALGOトークンなど1〜2億円相当が不正流出したことがわかった。

テザーとALGOトークンが不正流出

投資会社アルゴ・キャピタル(Algo Capital)CTOのスマートフォンがハッキング被害を受け、100〜200万ドル(1〜2億円)相当の仮想通貨が不正流出したことがわかった。

流出したのは、テザー(USDT)とALGOトークンだ。ネットワーク自体に侵入されたものではなく、スマートフォンへのハッキングで、CTOが管理するホットウォレットの権限を奪われたという。

Algo Capitalは、今回のハッキング事件の責任を負い、20ヶ月以内に全額補償することを発表。CTOのPablo Yabo氏はすでに辞任し、さらなるセキュリティ対策を講じたという。

ALGOトークンとは

プルーフ・オブ・ステーク(PoS)チェーンである「 (アルゴランド)」のネイティブトークンALGOは、バイナンスにも上場しており、ステーキング報酬プログラムでも反響を呼んだ。

コンピューティングの”ノーベル賞”とも呼ばれるチューリング賞受賞歴のある米名門大学MITの教授、Silvio Micali氏が創設した独自ブロックチェーンプロジェクトとして知られる。

テザー社は今年7月、新たなブロックチェーンにて仮想通貨ステーブルコインUSDTを発行すると発表した。OMNI・イーサリアムなどに続いて5つ目の発行ベースとなる。

関連:仮想通貨テザー、米名門大MIT教授が手掛けた新ブロックチェーン「ALGO」で発行へ

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