車検の自動車税納税証明書とは?提出方法や紛失時の対処法を解説

2年に1度受ける車検では、自動車税納税証明書の提出を行う必要があります。自動車税の支払いは毎年5月に行うため、中には自動車税納税証明書を紛失してしまったという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、車検に必要な自動車税納税証明書の提出を省略する方法や、紛失時の対処法などを紹介します。車検を控えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

車検の自動車税納税証明書とは?

車検に必要な自動車税納税証明書(継続検査用)は、自動車税の支払い証明書となるため、1年間保管をしておく必要があるものです。車検はもちろん、車の売買にも必要な証明書ですので、きちんと保管しておきましょう。

毎年5月に自動車税納税通知書が届き、自動車税の支払いをコンビニや金融機関で行うと、自動車税納税証明書(継続検査用)が発行されます。

ただし、現在は納税書のペーパーレス化によって、特定の条件を満たすと自動車納税証明書(継続検査用)の提出を行わなくても、車検ができるようになりました。

しかし、特定の条件を満たしていたとしても、転勤が多い方は注意が必要で、転出先の都道府県では自動車税の納税確認が取れません。そのため、必ず自動車税納税書(継続検査用)を提出しないと車検を通すことができなくなります。

車検の自動車税納税証明書はネット予約でも必要

最近では、車検は電話や店頭予約よりも、割引や特典のあるネット予約を利用して車検を行う方が増えてきました。
しかし、車検のネット予約でも、省略できる条件を満たしていなければ、自動車税納税証明書(継続検査用)を提出する必要があります。

車検のネット予約をするときに必要なものは以下の通りです。

  • 自動車検査証(車検証)
  • 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険証)
  • 自動車税納税証明書(継続検査用)
  • 定期点検整備記録簿
  • 認印
  • 車検のときは、自動車税納税通知書・領収書ではなく、必ず自動車税納税証明書(継続検査用)を提出するようにしましょう。

    車検で自動車税納税証明書の提出を省略する方法

    自動車税納税証明書を必ず提出しなければいけなかったのは、2015年3月31日までの話です。国土交通省陸運局および都道府県税事務所にて、オンラインで納税を確認できるようになった現在では、以下の条件を満たすことによって、自動車税納税証明書(継続検査用)の提出が省略されるようになりました。

    1. 自動車税の滞納をしていないこと
    2. 車検が継続検査であること
    3. 自動車税の納付から3~4週間程度経過していること

    ただし、上記の条件を満たしていても、自動車税納税証明書の提出が必要となる方もいます。

  • 軽自動車や自動二輪車である(どちらも自動車税納税書の提出が必須)
  • 証明書の自動車登録番号に番号が記載されていない
  • 証明書の収納印の有効期限が、車検予定日を超えている
  • 自動車税の納税先が他の都道府県になっている
  • Yahoo!公金支払いやペイジーは収納印がないため、証明書にならない
  • つまり、自動車税納税証明書の提出を省略することができない場合があるため、必ず自動車税納税書は手元に残しておく必要があります。

    車検に必要な自動車税納税証明書を紛失してしまったらどうする?

    もしも自動車税納税証明書を紛失してしまった場合は、再交付を受ける必要があります。自動車税納税証明書(継続検査用)は、車のナンバーの都道府県の税事務所や陸運局、自動車税管理事務所で、無料で再発行をすることができます。

    ただし、自動車税納税証明書の再発行ですが、本人と代理人とで手続きに必要なものが違うため注意が必要です。以下は手続きに必要なものとなります。

    本人手続き
  • 車検証(地域によっては登録番号・納税義務者の記入でOK)
  • 印鑑
  • 本人確認ができる身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)
  • 代理人手続き
  • 車検証(地域によっては登録番号・納税義務者の記入でOK)
  • 印鑑
  • 本人確認ができる身分証明書(免許証、マイナンバーカードなど)
  • 委任状
  • 自動車税を納めて10日以内に再発行する際は、自動車税納税通知書・領収書(原本)を提出する必要があります。

    また、転出前の都道府県など遠方の地域で再発行をする場合、再発行したい都道府県の自動車税事務所に連絡をしてください。車検証のコピーや宛名の書いた返信用封筒(切手をはったもの)を自動車税事務所に送ると、自動車税納税証明書(継続検査用)を送ってもらうことができます。

    車検がおすすめのサービスはどこ?

    自動車税納税証明書をはじめとした車検で必要な書類を用意したら、車検の予約を行いましょう。
    続いては、車検がネット予約できるおすすめの車検業者を紹介します。車検をこれから行う方は、ぜひ参考にしてください。

    オートバックス

    全国展開している大手カー用品総合専門店のオートバックスは、オートバックス ピットサービスから車検のネット予約を行っています。

    オートバックスの車検はアフターフォローが充実した車検業者で、車のメンテナンス代を抑えたい方におすすめの車検です。
    オートバックスの車検の特徴の1つとして、3つの保証サービスがあります。パンクによるタイヤ交換・窓ガラスの修理交換補償・バンパーの修理交換補償などのサービスが1年間適用となっており、自己負担額が1,000円~3,000円で行うことができます。

    また、オートバックスの車検はオイル交換をはじめとした9種の車のアフターサービスが2年間無料となっています。他にも、Tポイントカードの提示で200円(税込)で1ポイントを貯めることができ、クレジットカードとのポイント2重取りをすることができます。

    オートバックスの車検は、車の維持費を抑えつつ、ポイントでお得に車検を受けたい方におすすめです。

    コスモ車検

    コスモ車検はコスモ石油販売株式会社が行っている車検で、ネット予約をすることができます。

    コスモ車検は車検を行う前に利用者の立会い点検を行い、整備士による過剰整備や過剰修理を行わない仕組みを取っています。また、車検費用を抑える工夫として、部品交換では社外品やリビルド品を用いて、コストを下げた車検を行っています。

    コスモ車検は店舗によっては、ネット予約をすることでネット割引が行われています。リーズナブルな価格で車検を受けたい方は、お近くのコスモ車検を検索してみてください。

    ENEOSのDD車検(エネオス ドクタードライブ)

    全国で最も多いガソリンスタンドであるENEOSでは、DD車検という誰でも気軽に受けられる車検を提供しています。ENEOSのDD車検は基本的に店頭・電話による予約となりますが、ENEOSフロンティアの車検予約サイト対応の地域では、簡単にネット予約を行うことができます。

    ENEOSのDD車検は車検後も6ヶ月ごとに無料点検を行ってくれたり、ガソリン割引・洗車無料サービスなどを行ったりと、定期的に車に乗る方にとってうれしい特典のある車検となっています。ENEOSのDD車検は、よくENEOSでガソリンや洗車を行う方におすすめです。

    車検は自動車税納税書の提出が不要な場合も

    納税書のペーパーレス化によって、普通車は車検の際に自動車税納税書の提出が不要になります。
    しかし、条件を満たさない場合は車検時に必ず提出しなければいけないため、自分では条件を満たしていると思っていても車検が受けられない可能性もあります。

    車検を行う際は、自動車税納税書を必ず持って行くことをおすすめします。

    車検について詳しくはこちら

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