近年、消費者還元事業などの政府の取り組みもあり、電子マネーやクレジットカードなどのキャッシュレス支払いを利用する方が増加しています。インターネットショッピングや、家賃光熱費などをポイントが貯まるクレジットカードで引き落としたりする方も増えていることから、店舗としては多様な支払い方法に対応することはお客様を逃さない1つの施策とも言えるでしょう。
この記事では、リクルートが提供している決済サービスであるAirペイ(エアペイ)において、領収書を発行する方法にフォーカスを当てて解説します。
Airペイ(エアペイ)で領収書を発行するには?
一概に領収書を発行すると言っても、領収書の発行にはさまざまなパターンが存在します。例えば「3万円のうち1万円分だけを領収書が欲しい」や「領収書を複数枚に分けて欲しい」など、多様な用途が存在する領収書であるからこそ細かな対応が求められるのです。
そんなAIrペイで領収書を発行するために必要な点について、順を追って説明します。
Airペイ(エアペイ)とプリンターの接続方法
Airペイとプリンターをどう接続するのかiPad/iPhoneにAirペイアプリをインストールしている状況を想定して説明します。
- プリンターのBluetooth設定をONにする(設定方法は各プリンターのマニュアルを参照)
- 手持ちのiPad/iPhoneのBluetooth設定をONにして、プリンターと接続を行う
- 手持ちのiPad/iPhoneとプリンターのBluetooth接続が完了した後に、Airペイアプリを起動する
- Airペイアプリのホーム画面にある【設定】をタッチ
- 設定画面が表示されるため、【ご利用控え設定】>【プリンター】をタッチ
- Bluetooth接続が完了しているプリンターが表示されるので、プリンター名をタッチ
ここまでの操作で、iPad/iPhoneとプリンターの接続・設定は完了です。
Airペイ(エアペイ)の領収書の発行方法
Aitペイにおいて領収書を発行する方法について解説します。領収書の発行方法は、お客様の要望によって多岐に渡るため、それぞれのパターンを知っておくことが大切です。
合計金額全額で1枚の領収書を発行する方法
- 「会計完了」画面において、「領収書印刷」ボタンをタッチ
- 領収書の但し書きを選択
- 「印刷する」をタッチすると、合計金額の領収書が発行される
合計金額を分けて複数枚の領収書を発行する方法
- 「会計完了」画面において、「領収書印刷」ボタンをタッチ
- 領収書の但し書きを選択
- 「印刷する」の下にある「領収書を分ける」を選択
- 「領収書を分ける」画面が表示される
任意の金額を入力して領収書を発行する場合(例:30,000円を10,000円と20,000円に分ける場合)
- 「領収書を分ける」画面から最初に、10,000円の領収書を作成
- 金額を設定し、「確定」ボタンをタッチ
- 1枚目の領収書が作成されるので、「領収書を追加する」をタッチ
- 残りの金額が表示されるので、変更がなければ「確定」をタッチ
- 「印刷する(〇枚)」ボタンをタッチすると、作成した枚数分の領収書が発行される
合計金額の一部の金額のみで領収書を発行する場合(例:30,000円のうち10,000円分だけ領収書を発行する)
- 「領収書を分ける」画面から最初に、10,000円の領収書を作成する
- 金額を設定し、「確定」ボタンをタッチ
- 領収書が作成されたら、「印刷する(〇枚)」ボタンをタッチ
- 10,000円のみの領収書が発行される
合計金額を等分して領収書を発行する場合(例:30,000円を3等分して領収書を発行する)
- 「領収書を分ける」ボタンから「金額を等分する」ボタンを選択
- ナンバーパットにに表示された領収書の但し書きを確認
- 発行する領収書の枚数を設定し、「確定」をタッチ
- 合計金額を設定した枚数で分けた領収書が作成される
- 「印刷する(〇枚)」ボタンをタッチ
- 分割した枚数分の領収書が発行される
領収書作成パターンは数多くあるため、多様なパターンをできる限り押さえておきましょう。
Airペイ(エアペイ)の領収書の再発行方法
領収書を再発行するパターンを紹介します
合計金額で領収書を発行した場合
- 「ホーム」>「レジ締め前伝票一覧」を選択
- 領収書を再発行する伝票を選択
- 「領収書発行」ボタンをタッチ
領収書を分けて発行する場合
- 「領収書を分ける」をタッチ
- 「領収書を分ける」画面で、1枚目の領収書の金額を設定
- 「確定」をタッチ
- 1枚目の領収書が作成される
- 残りの金額も領収書を作成したい場合は、「領収書を追加する」で作成
- 必要枚数分の領収書を作成したら、「印刷する(〇枚)」ボタンをタッチ
合計金額を分けて発行した伝票の場合
- 「領収書発行」ボタンをタッチします
- 「選択して再印刷」画面に、1度発行された領収書が表示される
- 再発行する領収書を選択します
- 「対象を印刷する(〇枚)」ボタンをタッチ
- 選択した領収書が再発行されます
Airペイ(エアペイ)の領収書の見方とは?
Airレジの領収書の見方を解説します。
ロゴ画面…「レシート設定」画面で設定したロゴ画面が出力されます。
会計日…会計を行なった日時が出力されます。
宛名…空欄で出力されます。
領収金額…会計金額が出力されます。
但し書き…領収書を発行する際に選択した但し書きが出力されます。
収入印紙の張り付け欄…有価証券税抜5万円以上の会計の場合のみ、印紙枠が表示されます。
店舗名…「店舗基本情報」画面で設定した店舗名が出力されます。
住所・電話番号…「レシート設定」画面で設定した住所・電話番号が出力されます。
担当者…会計時に設定したレジ担当者の名前が出力されます。
領収書No…取引No.が出力されます。
Airペイ(エアペイ)の領収書をメールで送信する方法
決済完了後に、領収書の情報をメールで送信することも可能です。「領収書を紙ではなく電子で欲しい」という場合にも対応しています。
Airペイの領収書をメールで送信するための設定方法を解説します。
- ホーム画面にある【設定】>【ご利用控え設定】を選択
- 【メール送信】という機能がありますので、ONに変更
この設定を行うことで、会計終了後に自動的にメールアドレス入力画面が立ち上がります。お客様がアドレスを入力することで、領収書を電子で送信することが可能です。
Airペイ(エアペイ)で領収書を発行する際の注意点
Airペイで領収書を発行する注意点を解説します。
個別会計を合算した領収書の発行はできない
Airレジには、注文を分割して会計を行う個別会計機能が備わっています。これはグループで食事をした際に、支払いを個別清算する場合に利用される機能です。
しかし、個別会計機能を利用した場合には、個別会計を合算しての領収書発行ができません。もし注文全体の領収書が必要な場合は、個別会計機能を利用せずに会計を行いましょう。
会計金額を超えた金額での領収書は発行できない
当たり前ですが、領収書は実際に支払った金額以上の領収書は発行できません。
支払った金額以上の金額を入れて領収書を発行しようとしても、エラー表示がされるため、気を付けましょう。
Airペイ(エアペイ)で領収書を発行してみよう
Airペイにおける領収書の発行方法を説明しました。領収書の発行パターンは多岐に渡るうえに、事前に知っておかないと会計時にお客様を待たせてしまうことにつながります。
数多くのお客様を対応することによって、ある程度操作に慣れていきますが、事前の予習などを行なっておくことも大切と言えるでしょう。