仮想通貨相場は上昇の勢い失い厳しい局面に

主要仮想通貨の​相場は、どれも強い抵抗帯に上値を抑えられており上昇が難しくなっている。

この上昇の勢いを失った状態で高値切り下げが進むと、一字は見えていたトレンド転換が再び水泡に帰してしまう可能性もあり、厳しい状況となっている。

ビットコイン(BTC)

(出典 TradingView BTC/JPY 一時間足)

ここから上昇する場合は黄緑の42.8万円ライン(③)を目指すことになる。そこを上に抜ければ次に意識されるのは水色の43.7万円ライン(②)だろう。

このとき、黄緑ライン(③)で反落すれば、41.9万円ライン(⑤)との間でレンジ相場を形成する可能性もあり、注意が必要だ。

一方下落する場合は、41.9万円ライン(⑤)を明確に下抜けすることになる。

その場合、オレンジの39.9万円ライン(⑥)付近まで価格が下落することになるだろう。

また、上値を短期の上昇トレンドライン(④)に抑えられていることから、上昇のシナリオはやや望み薄とも思われる。

リップル(XRP)

(参考 TradingView XRP/USD 一時間足)

今後の上昇のシナリオとしては、黄色い0.331ドル(36.5円)ライン(③)を上に抜ける場合が想定される。

その際にはオレンジの0.339ドル(37.5円)ライン(②)を目指して上昇することになるだろう。

一方下落する場合は水色の0.324ドル(35.9円)ライン(④)を割り込無場合が想定される。

その際には黄緑色の0.320ドル(35.5円)ライン(⑤)付近まで下落することになるだろう。

この際に直前の安値である0.317ドル(35.0円)を割り込んだ場合は、失望感から0.305ドル(33.8円)ライン(⑥)付近まで下落してしまう可能性があるので注意が必要だ。

また、その場合にはトレンド転換はかなり厳しくなってしまうだろう。

イーサリアム(ETH)

​(出典:TradingView ETH/USD 1時間足)​​

ここから上昇する場合は黒い145ドル(16,000円)ライン(⑤)を上に抜けることになる。

その後赤い短期の下落トレンドライン(③)などがレジスタンスとして意識される可能性があるので注意が必要だ。

またこの145ドル(16,000円)ライン(⑤)​はここ3日間で何度か意識されており、強い抵抗帯として働くと考えられる。

​一方で下落する場合にはピンクの139ドル(15,400円)ライン(⑥)を下に抜けることになる。

その場合、黄色い135ドル(14,900円)ラインを目指して下落していくことになるだろう。


ここに記載された見解は著者のものであり、必ずしもコインオタクの見解を反映するものではありません。すべての投資にはリスクが伴うため、意思決定の際には独自に調査を実施する必要があります。​

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