仮想通貨最大手のコングロマリットのデジタル・カレンシー・グループ(DCG)は株主に対して四半期ごとの配当を一時的に停止すると発表。同社は100%子会社であるジェネシス・グローバル(ジェネシス・トレーディング)が破綻した仮想通貨取引所FTXによる巨額損失を抱えており、ウィンクルボス兄弟のジェミニ(Gemini)と約1200億円の顧客資産凍結など複数のトラブルを抱えている。

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複数トラブル抱えるDCGが配当停止を発表

仮想通貨最大手でコインベースやリップル社などの株主として知られているコングロマリットのデジタル・カレンシー・グループ(DCG)は同社株主に対して配当一時停止を通告し、

「現在の仮想通貨市場を鑑みてDCGは運用コストや流動性の保全に努めてきた。前途に伴い一時的に四半期配当を次に通告するまで停止することを決定した」

と発表。

同社は子会社のジェネシス・グローバル(Genesis Global)の再建を目指した破産となるチャプターイレブン(連邦倒産法第11章)の申請を模索しており、資金を調達するためにDCGが保有するコインベースやリップル社、ビットフライヤーなどのポートフォリオを売却することを検討しているという。トロン(ティッカー:TRX)のジャスティン・サン(Justin Sun)氏はこの報道を受け10億ドル(約1300億円)相当の購入意思を示している。

 

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DCGが抱える複数のトラブル

DCGは仮想通貨業界でなの知れた最大手だが、FTXグループの破綻以降多くのトラブルを抱えている。破産を模索している子会社のジェネシス・グローバル社もといジェネシス・トレーディング(Gnesis Trading)は仮想通貨取引所のジェミニが提供する仮想通貨を貸付て金利を得るレンディングサービス“ジェミニ・アーン(Gemini Earn)”の預かり先であり、ジェミニ顧客資産を約1200億円を約2ヶ月間凍結している状態だ。

また米証券取引委員会(SEC)はジェネシスとジェミニ両社を「未登録の証券を提供した」とし、証券取引法違反で起訴をしており、米司法省とともにジェネシスとDCGの調査を行なっている

 

*現在速報のため追記中。最新の更新は@bokujyuumaiよりお知らせします。

 

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