バイナンス(Binance)ハッキングの衝撃!ただし、ビットコイン(BTC)は動じず

5月8日早朝、バイナンス(Binance)からの発表によると、ホットウォレットで管理している一部のビットコイン(BTC)がハッキングされたようです。すでに報道が出回っておりますが、その額は44億円相当と中規模です。

ハッキング事件もビットコイン(BTC)は安定的に推移

小さな取引所がやられれば一発で破産ですが、バイナンスは世界最大の取引所なのでこの被害総額は軽微だと考えられます。しかしながら、世界最大の取引所がハッキング被害にあったとされたのは業界的にはちょっとショックです。また取引所の在り方が問われ、改善されていくでしょう。

今回はユーザーのAPIからの漏えいだったようですが、個人のPCがハッキングされてそのAPIキーを介して出金ならありえるのですが、そのような大金をいれたAPIキーが個別に狙われたとは考えにくく、個人的には、内部犯行により多額のBTCが入金されているアカウントのAPIキーの流出なのかなとは思います。

またはカバー先としている、世界のどこかの暗号通貨取引所アカウントからAPIキーがハッキングされ、それにアクセスしているBinance口座から出金がされたのかもしれませんね。(あくまで筆者の憶測です)

さて、そんなビットコインですが、今回のニュースで下落はしたものの、トレンドは続かずに安定的に推移をしています。BTC日足をみてみましょう。

60~65万円のレンジを想定


出典:GMOコイン

BTCJPY-FX日足です。下ヒゲを残しているものの、反発力があり、市場への影響は軽微になったかもしれません。上昇チャネルレンジの上限ラインに近い状態で推移していることはかなりの堅調さです。今回のニュースにより、直近高値では戻り売りを狙うプレイヤーが増加したと思われます。

短期的には売り圧力になりやすいですが、また直近高値にしっかりとストップロスが置かれるようになりますので、将来的にはプラスに動くと考えております。60-65万円のレンジを想定し、もう数日〜1週間程度は、この価格帯でレンジ相場となるように考えております。

実はこういった相場で、株やFXでもよくあるのですが悪材料が出た後に、あまり下落が続かず、そのまま一定の時間、高値圏で推移をしていると、リスクリワードが良好な短期ショートトレードの期間が生まれやすいです。

こういった期間が長ければ長いほど、売り方が新規ショートできるチャンスが長いので、市場に程よいストップロスが貯まり始めます。現在置かれるとしたら、直近高値である66万円の少し上でしょう。つまり、ここを超えた場合、また大きく上値を伸ばすチャンスが潜在しているのです。

現在は、直ちに成り行き買いしていくような局面ではありませんが、個人的にはコツコツと押し目を拾っていくスタンスを堅持したいと考えております。RCIも3本とも比較的買われすぎの水準で推移をしていますし、一旦調整のタイミングとしては良いのかもしれません。

基本的な目線はステイです。週末から週明けにかけて押し目がきたら拾っていくニュアンスでおります。コツコツと時間を開けて買っていくと良いのではないでしょうか。

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