FXで勝ちやすい通貨ペアとは?おすすめを紹介

FX取引をするうえで重要なのが、通貨ペア選びです。値動きの幅が大きい通貨ペアほど、得られる利益も大きくなります。
そこで今回は、狙い目となるおすすめの通貨ペアを紹介します。

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値動きが激しい通貨ペアはFXで利益を出しやすい!?

FXとは「Foreign Exchange」つまり「外国為替証拠金取引」のことです。外国通貨を売買して差益を狙う投資になります。

取引は通貨ペアで行います。たとえばUSD/JPY(米ドル/円)の場合、日本円を米ドルに交換したり、逆に米ドルを日本円に交換したりします。1米ドル=108円の時に米ドルを買い、109円になった時に売ると1通貨あたり1円の利益が出ます。

取引単位は基本的に10,000通貨ですが、1,000通貨で取引できるFX会社もあります。

このようにFX取引で利益を出すためには、通貨ペアにおける為替レートの変動が必要です。そしてその変動幅が大きいほど、得られる為替差益は大きくなります。

つまり、FX取引で稼ぐためには値動きが大きな通貨ペアを選ぶことがポイントと言えます。

FXで特に値動きが激しいのは「ポンド」

変動幅の大きな通貨ペアを選ぶ際には、リスクを考えて経済・政治が安定している国を選ぶことが大切です。そのような国の通貨の中で、値動きが大きいのがイギリスの「英ポンド」です。

たとえば2019年7月1日から7月5日までの通貨ペア変動幅ランキングを見ると、次のようになっています。

1位 GBP/AUD(英ポンド/豪ドル)
2位 GBP/JPY(英ポンド/日本円)
3位 EUR/AUD(ユーロ/豪ドル)
4位 GBP/USD(英ポンド/米ドル)

(出典:SBI FXトレード)

なぜこのように英ポンドは値動きが大きいのでしょうか?

これは2016年6月に国民投票でEU離脱が決まったことも、大きく影響しています。離脱期限は2019年10月31日ですが、英首相とEUとで合意した離脱案は英議会で承認されず、7月時点でもまだ先行きが見えない状態です。

このような状況では、何かしらのニュースが出ることで英ポンドは大きく変動することになります。

さらにロンドンは金融の中心地であり、英ポンドは元々世界基軸通貨であったことから、取引量も大きいことが変動の大きさにつながっています。

FXはポンドの通貨ペアで利益を上げる

変動幅の大きな英ポンドとの通貨ペアとしておすすめなのは、やはりメジャーな通貨である米ドルと日本円です。

ポンド/米ドル

ポンド/米ドルはストレート通貨(米ドルと取引される通貨ペアのこと)の代表ペアとあって、世界中で多くのトレーダーが取引しています。2016年のデータですが、通貨取引量としてはUSD/EUR(23.1%)・USD/JPY(17.8%)についでUSD/GBP(9.3%)と世界第3位となっています。

(出典:Triennial Central Bank Survey

短期的な値動きは荒いのですが、中期的なチャートを見るとトレンドを形成していることがわかります。初心者にとってデイトレードは難しいかもしれませんが、スイングトレード(中・長期でのトレード)ならばやりやすいかもしれません。

ポンド/円

クロス円(米ドル以外の日本円とのペア)の中で値動きが大きいことが特徴です。ポンド/米ドルと同様に、日本時間の日中はあまり値動きはありません。

1日の中での値幅が大きく、テクニカル分析による予測変動の枠を超えて動くために初心者には難しい通貨ペアかもしれません。

その他のFXおすすめ通貨ペアは?

ポンド以外にも利益を出しやすい通貨ペアとして何があるのかを紹介します。

ユーロ/米ドル

世界で1番取引量が多い通貨ペアです。長期的に見るとユーロが下落するトレンドを形成しています。とりあえずユーロ売りでポジションを取れば利益は出しやすいでしょう。

米ドル/円

世界第2位の取引量となる通貨ペアです。チャートを見ると安値は切り上げつつあり高値は切り下げつつあることが分かります。つまり値動きは次第に小さく、収束しつつあります。これは近いうちに、上昇か下降のいずれかに大きく動く動きと考えられます。

今後は日本が利上げを行い、アメリカが利下げに向かえば、円買いに向かうことが予測されます。

ユーロ/円

ユーロ/円も割と値動きが大きいのが特徴です。中期的なトレンドを形成する性質があり、2012年までは下降トレンドで2014年までは上昇トレンド、2016年までは下降トレンド、そして2018年にかけて上昇したあとで再び下降トレンドに入っています。トレンドの波に乗ってポジションを作るとよいでしょう。

おすすめの通貨ペアを扱うFX会社は?

ここでは、おすすめの通貨ペアを扱うFX会社を紹介します。

LIGHT FX

トレイダーズ証券が2018年10月から開始したFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は23、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+80・売り-80(2019年7月9日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は100%です。

みんなのFX

トレイダーズ証券が運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は23、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+80・売り-80(2019年7月9日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は100%です。

FXブロードネット

運営会社は株式会社FXブロードネットです。

取り扱い通貨ペア数は24、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+74・売り-77(2019年7月8日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は選択するコースによって1%から100%となっています。

DMM FX

株式会社DMM.com証券が運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は20、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+70・売り-70(2019年7月10日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は50%です。

外為ジャパンFX

株式会社DMM.com証券が運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は15、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+70・売り-70(2019年7月10日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は60%です。

外為オンライン

株式会社外為オンラインが運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は26、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+75・売り-105(2019年7月10日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率はコースによって、20%から100%となっています。

GMOクリック証券

GMOクリック証券株式会社が運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は19、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+78・売り-80(2019年7月9日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は50%です。

FXプライムbyGMO

株式会社FXプライムbyGMOが運営するFX取引サービスです。

取り扱い通貨ペア数は20、最大レバレッジは25倍です。
スワップポイントはUSD/JPYが買い+70・売り-100(2019年7月10日時点)となっています。
ロスカットの証拠金維持率は80%です。

FXは通貨ペアの選択が大切!

FX取引で大切なことは通貨ペア選びです。値動きが小さいと、利益確保の機会が得られにくくなります。その点、英ポンドは利益機会が多い通貨としてチェックすべきでしょう。

トレンドが形成されれば買いか売りかの目安もつきやすいですし、英ポンドをはじめある程度のトレンドができている通貨ペアを選ぶとよいかもしれません。

また、FX会社によっては取り扱い通貨ペアの数に違いがありますし、ポジションを保有した時のスワップポイントも異なります。
これからFX取引を始めようという方は、是非その点も考慮してFX会社と取引する通貨ペアを選んでくださいね。

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