ビットコイン価格など低調な中、WAVESが前週比+50%超、ライトコインは久しぶりの上昇|仮想通貨市況
仮想通貨市場
BTCなどが低調な中、海外大手取引所Huobiの日本上陸は明るい話題に。急騰中のWAVESは、新ロードマップ公開と欧州でのSTOプラットフォーム設立発表が材料視されている。

仮想通貨市場

ビットコイン相場は一旦反発し、先月から続いた下落トレンドラインを突破したものの、37万円付近の抵抗帯に頭を押さえ付けられている状況となっている。

出典:ビットコインLSチェッカー

海外の仮想通貨取引所BitfinexのLS(ロング/ショート)比率を確認すると、依然としてショートの割合が高い状態となっているが、ロング玉が増加してきていることから、これまでと異なる雰囲気も感じられる。

11月後半に起こった下落からの反発は、今月に入って以降ほとんど見られず、一旦の反発が起こってもおかしくはないと考えられるが、中期的に見るとやはり「下落トレンド優勢」と考えられるだろう。

相場が大きく動く可能性が高いことが予想されるため、ボラティリティに注意してトレードする必要がある。

一部アルトコインの盛り上がり

このような悲観相場の中でも、コインチェック銘柄にもある主要アルトコイン2つが高騰するなど、市場の関心を集めている。

Waves (WAVES)

出典:Binance

仮想通貨Wavesは、先月末時点での価格は、日本円で約135円付近を推移していたが、本日の価格は285円付近まで到達している。

わずか3週間足らずで日本円で2倍以上、BTC建てで3倍以上の上昇を見せており、上昇要因としては以下が考えられる。

1つ目は、WAVES DEXやクレジットカードで通貨を購入出来るサービスなどを搭載したWAVESモバイルウォレットのリリースし、取引高の急増。

新ロードマップの公開、欧州でのSTOプラットフォーム設立発表

この良ファンダの影響を受け、力強い上昇を見せていることが考えられる。

Litecoin (LTC)

出典:CoinCheck

ライトコインは、16日に2600円付近から価格が急上昇し、現在で3000円付近のラインで推移している。

価格上昇を見せた要因は以下の通りだ。

仮想通貨決済サービスを展開するCoinGateがライトニングネットワーク(LN)決済の導入が予定されていることを、ライトコイン創業者であるCharlie Lee氏がツイッターでリツイートをしている。

Lee氏は、ライトコインが1000以上の店舗でLN決済を受け付けられるだろうと述べている。

2つ目は、210カ国で550,000以上のホテルが予約可能なTravala.comで、ライトコイン(LTC)で予約可能となったことが発表された。

Michael Moro氏、Genesis Capital Trading社CEO

ビットコインは新たなコモディティ、そして資産クラスだ。確かに現状は投機目的が主となっているが、いずれ「ベターな金」として機能すると信じている。

この弱気相場がしばらく続くのではないか、というのが我々の予想だ。2019年に入ってすぐ回復を期待している投資家は多く知らない。相場の回復が1年、2年先になってもおかしくないだろう。

私のアドバイスはビットコインへの投資比率を投資可能純資産の1%にして価格を毎日追うことだ。ビットコインを早く金持ちになる手段としてではなく、将来的に金融の未来に変革をもたらすものとして捉えるべきだ。

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