リップル(Ripple)社の投資部門であるスプリング(Xpring)が9月28日、リアルタイム決済のために設計されたロゴス(Logos)の発行体であるロゴスネットワーク(Logos Network)を買収したことを情報フォーラムであるミディアム(Medium)上に投稿されたブログで発表した。
XRPを活用する分散型金融の開発へ
ブログの執筆者であるRipple社のイーサン・ビアード(Ethan Beard)シニアヴァイスプレジデントは、XpringがXRPと価値のインターネット(Internet of Value:IoV)を中心としたエコシステム構築のために、断続的な取り組みの一環として今年始めにLogosチームと会っていることを認めている。
また、その後にブロックチェーンの未来とXRPのようなデジタル資産がどのようにお金の動きを変えることができるかというビジョンを共有していることが明らかになったと言及している。
Logosチームは今後Xpringの一部として、Xpringが探し求めている支払いと金融を変換するために仮想通貨を活用する他のアイディアと同様に、XRPを中核として活用する分散型金融(DeFi)システムを生み出す継続的なイニシアチブを主導していくことになる。
ブロックチェーンの最先端に取り組み続ける
Logosのマイケル・ゾホフスキー(Michael Zochowski)創業者兼最高経営責任者(CEO)は、Rippleが分散型金融の実行を加速するために提供するより広い範囲のリソースと関係を活用し、Xpringの分散型金融製品責任者を務めLogosチームを率い続ける予定である。
Medium上にあるLogosアカウントも28日、RippleのXpringへの参加を認める記事を投稿した。同投稿でゾホフスキー氏は、「Rippleに参加し同社のXpringイニシアチブの一環としてLogosチームが、ブロックチェーンテクノロジーの最先端に取り組み続けることを発表できることを嬉しく思う」とのコメントを発表している。
またRipple社のウォーレン・ポール・アンダーソン(Warren Paul Anderson)プロダクトマネージャーも、自身のツイッターアカウントでLogos買収につてい投稿。ビアード氏のツイートをリツイートし、「ゾホフスキーCEOとチームで協力して分散型金融エコシステムでXRPをよりプログラム化することを楽しみにしている」とLogosのXpring参加を歓迎している。
参考
・Welcoming Logos
・Joining Ripple’s Xpring
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文:かにたま