スマホ決済サービス・プリペイドカードの「バンドルカード」を展開するカンムが、マイナンバーカードの「マイナポイント」でのキャッシュレス還元に関するアンケートを実施しました。

複雑な手続きにより利用意向の減少も

マイナポイントは2020年から施行が予定されています。マイナンバーカードの所有者が「マイキーID」を取得し、キャッシュレス決済サービスの利用額を前払いすると得られるようになっています。
還元率は25%であり、20,000円を入金すると5,000円分のマイナポイントが進呈されます。

カンムの調査によると、マイナンバーカードの保有率は29歳以下では22%、50歳以上では37%となりました。しかし29歳以下の半数以上が「どれも持っていない・わからない」と答えており、全国民が所有している「通知カード」とマイナンバーカードの認知が混同しているとみられています。



「政府が2020年に実施検討している内容は何か」と質問したところ、正解である「マイナンバーカードとは違う新しいポイントシステムが導入される」の回答率は全年齢のうち4%でした。また、マイナポイントの利用に必要な「マイキーID」の認知度は全年齢のうち5%となりました。


マイナポイントのメリットを説明した上で世代別に利用意向を質問したところ、29歳以下では78%、50歳以上では71%となりました。
しかし「マイナンバーカードの取得」「マイキーIDの取得」「暗証番号の設定」「スマホ決済の利用」といったマイナポイント利用の際に必要な手続きを説明すると、29歳以下では71%、50歳以上では71%と29歳以下で7%減少しました。
わかりやすい案内や手続きの簡素化により、マイナポイントの普及度が左右すると考えられています。



「マイナポイントを使いたくない」と答えた中で、29歳以下では53%が「手続きの方法がわからない、または複雑すぎる」、50歳以上では79%が「セキュリティに不安がある」と答えています。
一方で「マイナポイントを使いたい」と答えた理由として29歳以下・50歳以上のどちらにおいても「5,000円のポイントバックは魅力的」と高還元率に注目が集まっていることがうかがえます。

調査概要

期間:2019年9月19日~2019年9月24日
方法:インターネット調査
対象:「バンドルカード」ユーザー 合計408サンプル。うち29歳以下は221サンプル、50歳以上は49サンプル
※キャッシュレス決済の『(株)カンム』調べ

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