数あるクレジットカードの中でも、dカードは、貯まるポイント(dポイント)の利便性と還元率の高さに定評があります。
そのdカードが突然使えなくなると、快適なキャッシュレス生活に著しい支障をきたしてしまいます。
dカードが使えない理由と、その対策を見ていきましょう。

dカードについて詳しくはこちら

dカードとは

dカードは、NTTドコモのクレジットカードです。
年会費1万円(税別)のゴールドカードと、年会費無料のスタンダードクラスのカードとがあります。
スタンダードのdカードは、もともと1年に一度使えば年会費無料だったところ、2019年10月から利用の有無に関わらず、永年無料に変わりました。
このスタンダードクラスのdカードは、携帯電話のキャリアとほとんど関係なく、誰でも快適に使えてdポイントが貯められます。
楽天カード、Yahoo!カードといった知名度が高く人気のあるクレジットカードと同種の性質と思っていいでしょう。
QRコード決済「d払い」の支払カードとしても便利です。

dカードのクレジットカードが使えないときとは?

dカードに限りませんが、クレジットカードが急に使えなくなる理由で一般的なものは以下の問題が原因となります。

・ユーザーのカード利用状況の問題
・カード券面(磁気)の物理的な問題

前者はクレジット利用の問題です。
後者については、通常再発行しない限り解決しません。

限度額を超えてしまった

クレジットカードが使えない理由の多くを占めるのが、限度額オーバー。これは利用の仕方の問題です。
ショッピングのし過ぎだけでなく、キャッシングやリボ払いの利用によって、限度額からカード利用分を引いた利用可能額が一時的に小さくなっている場合もあります。
勘違いしがちなのですが、カードの限度額とは、ひと月に利用できる額のことではありません。
限度額とは与信の幅、つまりユーザーの信用の額です。カードユーザーが、担保なくクレジット(信用)で買い物ができる額なのです。
支払いが完了していないすべての決済合計額が限度額を超えていると、クレジットカードは使えなくなってしまいます。
クレジットカードでひと月に使える額は、限度額の半分程度だと思っておきましょう。限度額が足りなければ、申請して上げることも可能です。
dカードの公式サイトにも、限度額増額の案内があり、Web上で増額を申し込めます。
永久増額でなく、海外旅行など一時的にカード利用額が増える際、臨時に上げてもらうこともできます。
いずれの場合も、増額には審査があります。時間も掛かりますし、審査の結果、増額申請を断られることもあります。
利用実績があると増額は認められやすいです。反対に、滞納などがあった場合は極めて困難です。
会計時にカードを出してみたが限度額に引っかかって使えなかったという場合は、すぐにカードの利用を再開する方法はありません。
キャッシングやリボ払いが原因であれば、返済することによって再び利用することが可能となります。ですが、買い物のみで限度額をオーバーしている場合で問題を解決したいときは、別に複数クレジットカードを持っている場合はそのカードを利用することもできます。
ちなみに、逆の場合の利用限度額の「減額申請」もできます。こちらは電話一本で、ただちに引き下げてもらえます。

磁気が弱くなってしまった

現在、クレジットカードの多くにはICチップが埋め込まれています。dカードも同様です。
ICチップ読み込んで決済を行う機械が主流となってきているため、カードの磁気部分が不良になってもしばらく気づかない場合があります。
古いタイプの、カードリーダーにクレジットカードをスライドさせて通す決済方法も一部にはまだあります。この場合、カードの磁気不良があると利用できません。
磁気は裏面のストライプ部分に埋め込まれていますが、カードが強い磁気にさらされたりしたときに、磁気不良を生じることがあります。
dカード内蔵の電子マネーであるiDや、dカードをセットしたQRコード決済(d払い等)の利用に不都合がない場合、だいたいの場合カードの磁気不良によることが原因と考えるとこができます。
この場合は、下記の窓口に電話して、カードを再発行してもらいましょう。
ただし、スタンダードのdカードの場合、手数料が掛かることもあります。
dカードGOLDなら、再発行に掛かる費用は無料です。

dカードセンター

0120-300-360
受付時間 午前10:00~午後8:00(年中無休)

dカードゴールドデスク

0120-700-360
受付時間 午前10:00~午後8:00(年中無休)

カードを更新したとき

クレジットカードには有効期限があります。
有効期限が近付いたとき、カード利用状況に問題がなければ、自動更新され新しいカードが送られてきます。
届いた新しいカードを一度利用すると、従前のカードは有効期限を迎えていなくても、直ちに無効になります。
新しいカードを利用したにも関わらず、その後古いカードで決済しようとしても、無効になっているので使えません。
古いカードは、カード会社の指示通り、ハサミを入れて処分しましょう。

紛失届を出していた

クレジットカードを失くした際は、不正利用を防ぐため、警察に届け出るとともにすぐカード会社に連絡しなければなりません。
dカードでも、多くのクレジットカード会社と同様に、24時間カード紛失を受け付けています。ドコモショップでも受け付けています。
届け出ると、カードは利用停止となります。
その後、失くしたこのカードが見つかる場合もあります。
その場合は、すでに利用停止になっているため再びそのカードを使うことができません。そのため、カードをお店で使っても決済することはできません。
必ず出てきたカードも、ハサミを入れて処分しましょう。

dカードのクレジットカードが使えない場合の対処方法

すでに無効となっているカードや、限度額を超えたカードは当然使えませんが、有効のはずのクレジットカードが使えない場合はどうしたらいいでしょうか。
キャッシュレス時代なので、カード券面をまったく使わないという人もいることでしょう。
iD、d払い、それに引落ししか使わないのであればそのままにしても特に問題はありません。ですが、ちゃんと対処したほうがいいでしょう。

dカードセンターに電話で問い合わせ

どのクレジットカードでもそうですが、コールセンターが用意されていて、問い合わせを受け付けています。
カードが使えないときも、電話をしましょう。
この場合、紛失届出窓口であれば24時間開いていますが、そちらではありません。午前10時から午後8時の営業時間内に、下記のdカードセンターに電話して相談してください。
ただし、混雑時にはなかなかつながらないことがあります。

dカードセンター

0120-300-360
受付時間 午前10:00~午後8:00(年中無休)

ドコモショップでも対応可能

dカードが、カード決済不能など予期せぬ事態などのトラブルが発生したときに助かるのは、全国にカウンターが存在することです。
皆さん、ご存じの通りのドコモショップです。
ドコモの携帯電話を持っている人以外は、通常ならば行く用事はないでしょう。ですが、dカードを持っているすべての人にとって、いざというときに相談できるドコモショップということを覚えておいて損はありません。
ですが、ドコモショップも常に混雑しています。順番が回ってくるまでしばらく待たされることもあります。

dカードなら万が一でも安心

dカードは、支払いの手段が多いので不測の事態でもあまり困らないでしょう。
磁気不良の際など、カードを交換してもらう前でも、iDやd払いなどさまざまな方法でカード決済を続けることが可能です。
カードを交換してもらう場合、また紛失の届け出などについては、dカードはドコモショップでも受け付けをしてくれます。
いざというときとても心強くて安心です。

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