FCバイエルン・ミュンヘンがブロックチェーンプラットフォーム開発企業と提携

ブロックチェーンを使ってデジタル収集品を発行しているストライキング・エンターテイメント(Stryking Entertainment)が10月10日、ドイツのサッカーチームであるFCバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)と提携したことを発表した。

更なるライセンス提携を発表予定

人気のあるスポーツのライセンスを中心にブロックチェーンに基づいたデジタル収集品のための世界的なプラットフォームを作成しているStryking Entertainmentは10日、テイザーサイトを発表。今後は代替不可能なトークン(NFT)を生み出して分配を行うために、スポーツクラブ・リーグ・権利保有者とのより多くのライセンス提携を行う予定である。

同社の創業者兼最高経営責任者(CEO)であるダーク・ワイエル(Dirk Weyel)氏は「バイエルン・ミュンヘンを私たちの最初のライセンスパートナーに迎えて、新たなプラットフォームであるstryking.ioを立ち上げられることに私たちはとても興奮している」と語っている。

またワイエル氏は、「今後数週間および数カ月の間に、私たちはより多くのサッカーチームとのライセンスパートナー契約だけでなく、他のスポーツもプラットフォームに加えるだろう。私たちのビジョンはスポーツファンがデジタル収集品で遊ぶのと同様に、収集したり取引したりするための世界的なハブを構築することである」とも述べている。

Stryking Entertainmentとは

Stryking Entertainmentは、2012年にベルリンで設立された、仮想的な次世代のスポーツプラットフォームを開発する企業だ。現実世界と仮想世界を組み合わせることで、支持者・業界のスター選手・スポーツブランドに本当のインタラクションの機会を提供し、スポーツファンのエンゲージメントと収益化を専門としている。

主なプロダクトとして、ヨーロッパのサッカーファンを対象とした、Webとモバイル用のゲームであるフットボールスターズ(Football-Stars)というプラットフォームの開発と運用を行っている。

Football-Starsでは、ゲーム内通貨である「コイン」を獲得するために、毎日の無料チャレンジで勝利・友達を招待・実績のロック解除など、さまざまなアクティビティが用意されている。更にコインを使用することで2つ目のゲーム内通貨「スター」を獲得できる有料チャレンジに挑戦することが可能となる。スターは、実際のファン商品や他の道具類との交換に使用される。

参考
Stryking and FC Bayern Munich sign licensing partnership for digital collectibles(PDF形式)
Stryking Entertainment
Football-Stars

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文:かにたま

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