Bakktも現金決済BTC先物市場に参加へ

Bakktは、現在提供中の現物決済ビットコイン先物分野から、現金決済先物分野へと事業を拡大する計画が判明した。

CoinDesk主催の大型カンファレンス「Invest: NYC」に登壇したBakktのCOO Adam White氏は、上述の取引商品を追加する意欲を示した。「Bakktは現金決済先物を提供することを検討している。顧客からの需要に応じたい」と話した。

事情に詳しい情報筋によると、この商品はシンガポールにある「ICE Futures Singapore」で提供する。ICE Futuresのグローバル市場に登録している機関投資家や大口投資家は利用可能だという。なおWhite氏は、個人投資家も取引できる環境になると言及した。

現在、現金決済ビットコイン先物は先物市場のドミナンスを占めており、Bakktは、提供している現物決済ビットコインの出来高が最大手CMEの5%弱に留まるため、今後この巨大な市場からシェアを獲得することを計画していると見られる。

参考:Coindesk報道

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