イーサリアム(Ethereum)を学習したい人にオススメ、アプリケーションを作って学ぶサイト「Zastrin」とは?
出典:Zastrin

本稿ではイーサリアムに興味がある人におすすめしたいZastrinというウェブサイトを紹介します。

Zastrinは、イーサリアム系のアプリケーションの開発学習サイトです。その他のイーサリアムのアプリケーション学習サイトとして有名なものに、CryptoZombiesがあります。

CryptoZombies
出典:CryptoZombies

Zastrinとは?

Zastrinでは、基礎を学習できるCryptoZombiesよりもう少しレベルの高いコーディングや、実際にさまざまなアプリケーションを作るコースが用意されています。

ファウンダーのマヘシュ・ ムールティ(Mahesh Murthy)氏によると、イーサリアムのエコシステムをより拡大させるために必要なことはより多くの開発者を増やすことであり、開発者が学習するために最も効率的な手法は、「実際に作ること」であると言います。

そして、そのための学習サイトZastrinのキャッチコピーは、「Zastrinは現実世界のプロジェクトを通じてブロックチェーンプログラミングを教えます(Zastrin teaches you blockchain programming through real-world projects)」というものです。

イーサリアムを用いた複数の学習コースを提供

コースの種類には、例えば、トークンベースの投票アプリを作るコース、IPFSとイーサリアムを用いて分散型マーケットプレイスを作るなどの具体的なアプリケーションを作るコースが複数用意されています。

基礎的なコースは無料ですが、他の多くのコースは有料になっています。

Zastrinのコース

教材はビデオ講義やコードのサンプル、また掲示板での質問もサポートがされているようです。

これからイーサリアムのアプリケーション開発を学ぶ人たちは是非受講してみると良いでしょう。イーサリアムの開発の学習は、一般的なウェブエンジニアの素養があれば、CryptoZombiesをまずプレイしてみて、そのあとZastrinでアプリケーションを実際に作ってみると、非常にスムーズにいくのではないかと思います。

人材不足で重要となるブロックチェーンの学習機会

さらに面白い点が、チケットを受けれるライセンスをNFTのトークンにしているということです。

このNFTでトークン化したチケットを持っているアドレスをMetamaskを通して、認証して、コースにアクセスができるという仕組みです。こういったNFTのトークンを認証トークンにするというものは、d10n Labが行った実証実験でレポートを読める権利をトークン化(認証トークン)したものと仕組みは同じです。

ブロックチェーンエンジニアの需要が世界的に高まっていることは下記の記事でも紹介しています。

関連:需要が増加するブロックチェーンエンジニアを今から目指す3つの理由

ブロックチェーン業界では、まだまだ開発者が世界的に少ないことは大きな課題で、こういった学習機会の充実は非常に重要です。

HashHubでもブロックチェーンエンジニア集中講座を実施していて、人材の育成には努めていますが、全体では全く十分とは言えず、こういった気軽に、かつ具体的な成果物を作る課題提供もしている学習サイトの登場は非常に良いことでしょう。

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