クレジットカードを複数枚持つメリットや注意点を紹介!何枚持ちがおすすめ?

買い物だけでなく公共料金や税金の支払いにも対応しているクレジットカードは、キャッシュレス化が進む昨今、必要不可欠と言っても過言ではありません。

クレジットカードのお得なサービスが魅力的なことから、個々のカード独自のサービスを目当てに複数枚のクレジットカードを持っている方も多いのではないでしょうか。

一方で複数枚のクレジットカードを持つことに抵抗を感じている方もいるかもしれません。

クレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットについて解説します。

クレジットカードについて詳しくはこちら

クレジットカードとは


クレジットカードは、買い物などの支払いを後払いできるカードです。

まずは、クレジットカードの特徴と仕組みについて解説します。

後払いが可能

カードを提示して決済できるカードは、クレジットカードだけではありません。デビットカードやプリペイドカードなども支払い時に提示することで決済が可能です。

クレジットカードが他のカードと違うのは、決済のタイミングがカード会社が指定した日に引き落とされる後払いということです。

デビットカードが買い物時に即座に銀行口座から引き落とされ、プリペイドカードは事前チャージとなっており、いずれもカードを提示する前に残高が支払い額以上でなければいけません。

しかし、クレジットカードについては、カードを提示するタイミングで引き落とし口座の残金が0円だったとしても、カード会社の請求書に明記された支払い日までに支払い額を入金しておけばいいのです。給料日を待つことなく買い物が可能なわけです。

また、支払い方法がボーナス払いや分割払い、リボルビング払いなどさまざまな方法があるのも魅力的です。

付帯サービスがお得で便利

クレジットカードにはお得で便利なさまざまなサービスがあります。
ポイントサービスや紛失・盗難・不正利用時の補償、付帯保険(国内外の旅行傷害保険や買い物保険)、空港のラウンジ利用や割引などの優待サービスなど、クレジットカードには安心かつお得なサービスが充実しています。

カード発行は簡単!申し込みはインターネットからもできる

クレジットカードは、店頭、郵送、インターネットでの申し込みが可能です。いずれも申し込んだ後、カード会社の審査を経てカードが発行されます。

カードの申し込みをしてからカードが届くまでの期間は、カード会社や申し込み手段、条件によって違うため、申し込み時に確認することをおすすめします。店頭では即日発行されることもあります。

クレジットカードの平均保有枚数は?


いまやクレジットカードは数えきれないくらい種類があり、2枚以上のクレジットカードを所有している方も多いかと思います。では、何枚くらい持っているのが一般的なのでしょうか。

2016年の日本クレジット協会の調査では、日本人のクレジットカードの平均保有枚数は2.5枚という結果が報告されています。このことから、クレジットカードを2枚持っている方が多数であることが想定されます。

クレジットカードには2種類のカードがある

クレジットカードには、プロパーカードと提携カードの2種類があります。

プロパーカードは、クレジットカード会社が自社単体で発行しているカードで、提携カードは、クレジットカード会社が企業や店舗などと提携して発行しているカードです。

それぞれの特徴を紹介します。

プロパーカード

プロパーカードは、カード会社単体で発行しているカードなので、提携先の業績悪化などでカードが使えなくなることはありません。また、提携カードより付帯サービスが充実している場合が多いと言えます。

ステータス性が高いことも特徴と言えます。提携カードでは上級カードがゴールドカードまでというケースが多くなっています。しかし、プロパーカードではゴールドカードより上級クラスのカードが用意されています。

提携カード

提携カードの提携策はさまざまな業種に及びます。航空会社、鉄道会社、スーパー、コンビニ、百貨店、家電量販店、ガソリンスタンドなどあらゆる業種の企業との提携カードがあります。

利用頻度の高い店舗の提携カードを持つことで、割引やポイントサービスなどのお得なサービスを受けられます。

複数のクレジットカードを持つ理由は?


支払い時にクレジットカードを利用することだけを考えれば1枚あれば十分な気もします。
では、2枚目のクレジットカードを持つのはどうしてでしょうか。

前述したように、クレジットカードにはプロパーカードと提携カードがあり、それぞれの特徴があり、特典が違います。プロパ―カードと提携カードの両方を持っていれば、それぞれの特典を活かして使い分けられるのです。

クレジットカードを2枚以上持つことで、多くの特典が利用できることは前述しましたが、メリットだけではありません。複数枚のクレジットカードを持つことで起こるデメリットもあります。

メリットとデメリットについてそれぞれ紹介します。

クレジットカードを複数枚持つメリット

  • クレジットカードによって違う特典や割引などのサービスが受けられる
  • 加盟店によって国際ブランドの使い分けができる
  • クレジットカードの破損や磁気不良が起きても、代わりがある
  • 死亡保険金や後遺障害保険金は、カード付帯の保険の補償額と海外旅行保険とを合算できる
  • クレジットカードを複数枚持つデメリット

  • 暗証番後、利用額、ポイントなどの管理がカードが多くなればなるほど困難
  • 年会費が必要なカードは、利用しなくても支払いが発生
  • 不正利用される危険性が枚数の増加に伴い増える
  • 転居時の個人情報の変更手続きは、持っているカードすべてに必要なため手間がかかる
  • 【動画】クレジットカードを複数枚持つメリットやデメリットを紹介!

    ここまで解説したようにクレジットカードを複数枚持つメリット・デメリットはさまざまあります。
    動画でも詳しく解説しているのでぜひご覧ください。

    複数のクレジットカードを持つ上で注意したいこと


    クレジットカードを複数枚持つ上で注意すべきことについて解説します。

    カード利用額の管理

    それぞれのクレジットカードの利用額を把握して計画的に使わないと、利用額を合算したときに高額になり、支払い能力を越えた金額になってしまうかもしれません。
    カード利用額と支払い時期をしっかり把握して、支払えないことのないようにしましょう。

    年会費

    年会費無料のカードが増えていますが、必要なカードもあります。また、カードの利用状況によって無料になるカードもあります。たとえ年会費が必要でもそれ以上の特典があれば、年会費を払ってでも入会したいカードもあるでしょう。しかし、年会費が必要なカードが多いとカード維持費が重くのしかかってきます。カード入会時には特典や年会費の有無を確認し、十分検討したうえで入会を決めましょう。

    紛失・盗難

    カードの枚数が多いと1枚減っていても気づきにくいものです。そのため、紛失や盗難には十分注意し、カードがすべて揃っているか頻繁に確認する必要があります。

    暗証番号

    複数枚クレジットカードがあれば、セキュリティ上、同じ暗証番号に統一するのは大変危険なため、カードの数だけ暗証番号が必要です。それぞれの暗証番号を記憶するのは容易なことではありません。

    利用枠の増額

    クレジットカードには利用限度額があります。利用限度額は会員の返済能力により決められるので、審査においてカードの所持枚数や限度額を考慮される可能性があります。

    カードをたくさん持っていることで、限度額を増やしたいメインのカードについて、なかなか増額できないかもしれないのです。限度額を増額するために、使用頻度の少ないカードを解約するケースも少なくありません。

    申し込みブラック

    クレジットカードを申し込むと必ず審査があり、審査に通らないとクレジットカードを作ることはできません。金融トラブルがなければ、審査に通ると考えていいのですが、同時期に複数のクレジットカードを申し込むと「申し込みブラック」となり、審査に通りにくくなるので注意してください。

    「申し込みブラック」となる基準はカード会社によって違いますが、一般的には1~2ヶ月の間に3枚以上のクレジットカードに申し込むのは危険だとされています。

    複数のクレジットカードを用途に合わせてお得に使おう!


    クレジットカードは、それぞれ特徴があり特典も違います。各自に合ったクレジットカードを選ぶことは、それだけでお得なサービスを受けられるチャンスが広がります。

    また、クレジットカードを複数枚持つことで、それぞれの特典を受けられる半面、管理の煩雑さなどの弊害も出てきます。

    自分にとって本当に必要なカードは何か、よく吟味して選び、便利でお得なキャッシュレス生活を送ってみてはいかがでしょうか。

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