- 麻薬密売などの犯罪行為における仮想通貨の利用に関する研究法案
- 米国会下院は米時間28日、麻薬密売などにおける仮想通貨の利用に関して研究を委託する法案が可決され、同時にフィンテックによる犯罪行為を調査する専門タスクフォースの結成とファンディングの法案も表決された。
麻薬密売などの犯罪行為における仮想通貨の利用に関する研究法案
米国会下院は米時間28日、麻薬密売や性的人身売買などにおける仮想通貨の利用に関して研究を委託する法案を可決した。
「FINDトラフィッキング法案2019 」と名付けられたこの法案は、昨年6月に提出され、超党派による国会の支持を得ている。
当法案は、連邦の会計検査院長が仮想通貨とオンラインマーケットがどのように麻薬密売や性的人身売買などに利用されているか調査し、法的規制や法案の提案を報告するように定める。
そして調査結果や提案を元に、国会は仮想通貨の利用による犯罪行為を防ぐ法案を立法すると想定される。
この法案のスポンサーであるカリフォルニア州の議員Juan Vargas氏は、公式のプレスリリース にて、このように法案の重要性について述べている。
最近の研究報告では、犯罪行為の決済手段として仮想通貨が利用されていることが指摘されているが、実際どのような規模か、どのような解決手段が可能なのか未だ判明していない。
よって、研究および分析が極めて重要な一環であることが示唆されている。
さらに、この法案が可決されると同時に、H.R.56という法案も発声投票表決で可決され、仮想通貨の不正利用を防ぐために、フィンテックによる犯罪行為を調査する専門タスクフォース(財務省の長官が統括する)を結成させ、その資金源を提供する予定だという。
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