車検期間は車検証に記載されている有効期限満了日の1ヶ月前から満了日までとなっています。しかし、車検は一般的に2年に1度受ける検査のため、車検期間のことを忘れてしまいそうになったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この記事では、車検期間は延長できるのか、車検延長の特例処置について紹介します。
車検は延長できる?
車検は新車であれば3年、それ以外は2年ごとに受ける必要があります。しかし、残念ながら、個人のやむを得ない事情(長期入院など)では、車検期間を延長することができません。
ただし、車検期間の延長は例外として、国土交通省によって「やむを得ない事由」と認められる事態が生じた場合にのみ、認められることになります。例えば、豪雨災害などの自然災害や、2020年では新型コロナウィルス感染症の流行によって車検期間の延長が行われることとなりました。
また、車検期限切れによって公道の走行ができない車は、仮ナンバーを貸し出してもらうことで一時的に走行することができるようになる「自動車臨時運行許可申請」という制度が利用できます。申請場所である市町村役場にて、書類を提出して手続きすることで、車検期間切れの車を最大5日間運転することができます。
万が一、臨時運行許可期間内に車検を受けられなかった場合であっても、自治体によっては期限内に仮ナンバーを返却して再度申請を行うことで延長が可能です。
車検の延長対象は?
2020年の新型コロナウィルス感染症の流行では、車検を実施できなかった方への対処、および緊急事態宣言解除後の車検による密を避ける狙いで、以下の車両が車検期間の延長対象となりました。
1回目延長 | 車検有効期限が2月28日~3月31日の自動車(4月30日まで延長、全国一律) |
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2回目延長 | 車検有効期限4月8日~5月31日の自動車(6月1日まで延長、対象地区は東京・千葉・神奈川・埼玉・大阪・兵庫・福岡の7都府県) |
3回目延長 | 車検有効期限4月17日~5月31日の自動車(6月1日まで延長、全国一律) |
4回目延長 | 車検有効期限6月1日~6月30日の自動車(7月1日まで延長、全国一律) |
しかし、上記の延長期間はあくまでも当初のものです。最終的には、1回目の延長についても7月1日まで期限が延長されています。また、車検延長期間に車検を受けた場合、次の車検満了日は2年後の2022年7月1日になります。
車検の有効期限延長に該当しそうな事態に陥った場合は、国土交通省のHPにて、車検期限の延長の対象自動車であるかどうかをチェックするようにしましょう。
車検の延長申請方法は?
車検期間の延長申請はどのように手続きを行うのか、気になる方もいらっしゃるでしょう。
国土交通省が発表した車検期間の延長申請では、延長措置を受けるための手続きは不要となっています。
車検期間の延長対象車両は手続きなしで車検期限が延びるため、ネットなどでの延長申請を行う必要はなく、延長期間中であればいつでも車検を行うことができます。
また、車検期限の延長に伴って自賠責保険の支払い期限も延長されることになります。
車検を事前にネット予約できるおすすめサービス
車検期間が延長されるほど深刻な状況にある新型コロナウィルス感染症ですが、車検を受ける際にも、マスクの着用やアルコール消毒などの感染症対策が必要です。
さらに、事前にネット予約ができる車検業者を利用することで、店舗での混雑を避けることができ、待ち時間もかからずおすすめです。
オートバックス
オートバックスは、全国展開している大手カー用品店で、オートバックス ピットサービスから車検のネット予約が可能です。
オートバックスの車検費用は店舗によって異なりますが、入会金1,100円(税込)のメンテナンスカード会員になることで車検後のメンテナンス費用を抑えることができるため、車の維持費を大幅に軽減することが可能です。
オートバックスのメンテナンスカード会員は、ワイパー交換・エンジンオイル交換・オイルフィルター交換・タイヤパンク修理・バッテリー交換・エアフィルター交換の基本工賃は何回でも無料、タイヤローテーションは年1回まで無料、ウォッシャー液の点検補充・タイヤ空気圧点検補充は何回でも無料などの特典が利用できます。
オートバックスは車検だけでなくアフターサポートが充実しているため、車にかかる年間の維持費を軽減させたい方におすすめの車検業者です。
車検のコバック
車検のコバックは全国に500店舗以上ある車検専門チェーンで、車検のネット予約が可能です。
車検のコバックには45分から行える車検と1日以上かけて作業を行う車検の2種類が用意されており、整備内容の違いによって費用を安く抑えることが可能です。
また、車検のコバックよりも安い車検費用の見積もりを受けた場合、車検のコバックに導入されている車検低価格保証システムによって、車検費用が10%OFFとなります。
車検低価格保証システムを利用する場合は、同一地域内の1ヶ月以内に発行された見積書を持参するようにしましょう。
車検の速太郎
車検の速太郎は法定56項目に絞った車検を行う車検専門業者で、ネット予約が可能です。
速太郎の車検は、最短45分で作業が完了します。しかも、車検の速太郎は申請代行料や事務手数料が無料、全車種一律14,300円(税込)+法定費用で車検を行うことが可能です。
部品交換しないといけない場合はさらに費用がかかる可能性がありますが、過剰な整備を防げるように目視で一緒に確認を行うことができます。
さらに車検の速太郎はネット予約を行うことで1,100円(税込)の割引を利用することができます。他にも60歳以上の方・身体障がい者手帳を持っている方は3,300円(税込)の割引となるため、車の維持費を減らしたい方におすすめの車検業者です。
楽天Car車検
楽天Car車検は楽天が仲介となって、全国の車検整備工場を掲載する車検予約サイトです。住んでいる地域の郵便番号を入力して検索すると、最寄りの店舗を簡単に見つけることが可能です。
自宅近くの車検業者の検索や車検費用の比較が行いやすいため、複数の車検業者の見積もりを行いたい方におすすめのサービスとなっています。さらに、クレジットカードの可否・代車無料・1日車検などさまざまな条件で車検業者の検索ができるため、ニーズに沿った車検業者を選びやすいと評判です。
楽天Car車検では見積もり予約をするだけで楽天ポイントが付与され、楽天Car車検経由で予約した車検業者にて楽天カード払いをすると、さらにポイントがつく場合もあります。楽天ユーザーで、よりお得に車検を行いたい方におすすめのサービスです。
車検の延長は国土交通省によって認められ場合のみ可能
車検期間の延長は、長期出張や長期入院などの個人のやむを得ない理由では認められませんが、国土交通省によって認められた「やむを得ない事由」に該当する場合は、特に手続きを行う必要もなく、車検期間の延長が可能です。
最近ではネットで車検予約を行うことができます。ネットから予約をすることで割引が適用されたり、ポイントが付与されたり、営業時間内に電話をかける手間を軽減することができるため、ぜひこの機会にネット予約を行ってみてはいかがでしょうか。