SXSW、2021年はバーチャル空間で初開催

毎年3月にアメリカ・テキサス州オースティンで開催されている世界最大級のクリエイティブ・カンファレンスイベント「SXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)」。
今年は「SXSW Online 2021」として、現地時間2021年3月16日(火)~20日(土)にオンラインで開催される。

VRchatで世界中の参加者と交流も

「SXSW」は、音楽、映画、インタラクティブをテーマにした、巨大ビジネスカンファレンス・フェスティバル。
1987年にインディーズの音楽祭として初めて開催され、のちに映画とインタラクティブも加わり、現在は10日間で数万人を集める世界最大級のイベントとなっている。

34年開催されてきた本イベントだが、今年はイベント初となる完全オンラインで開催が決定。ソーシャルVRプラットフォーム「VRchat」でオースティンの街並みや劇場などが再現され、参加者は自身のアバターでオースティンの名所を訪れながら、その他の参加者と交流できるようになっている。

ミートアップやオープニング・クロージングパーティーもバーチャル空間で開催。VR空間で行われるパーティでは、アーティストによる特別なパフォーマンスも行われる予定だ。

また、社会課題や人権問題をVR映像作品として発表し問題提起を行う手法が話題になっていることを受け、2021年のSXSWではこのような手法を活用したVR作品を「バーチャルシネマ」で公開。

新型コロナウイルスのような目に見えないウイルスを可視化することで人々の意識変化を促す作品、新疆ウイグル自治区の収容所のドキュメンタリー作品などがラインナップされている。

なお、SXSW Japan Officeでは日本限定で、これまで地理的なハードルから参加を諦めていた人に向け、本イベントの特典付き割引パスを販売中。
特典はイベントの参加方法を開設する事前勉強会、話題になったトピックをまとめた事後レポートの2点で価格は33,000円となっている。

SXSW 2021

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