ウォレットアプリのKyashが、2021年5月11日(火)より提供開始したアプリのバージョン8.0.0において、新たに「共有口座」機能を追加した。
より透明性のある家計管理を可能に
©Kyash
「共有口座」機能は個人口座とは別に、パートナーや家族、友人と共有できる口座を作成できる機能。
個人口座と共有口座はワンタップで切り替えることができ、リアルタイムに利用履歴が表示されるため、誰がいつ入金や決済を行ったのか簡単に把握できるようになっている。
共有口座には最大100名まで参加可能。各自が残高へ入金を行うことで、その残高を利用してVisa加盟店などで決済が行える。なお、共有口座の作成や参加は本人確認が完了しているアカウントのみ可能だ。
2021年3月にKyashが実施した市場調査によると、どの年代でも半数以上が日常的にパートナーなど他者とお金のやりとりを行っていることが明らかに。
その一方で、ユーザーへのアンケートやインタビューでは「銀行口座への入出金が煩雑」「利用状況がリアルタイムに把握できない」「プライベートの決済と分けて管理するのが難しい」といった声が数多くあがった。
欧米では銀行による共有口座が一般的に普及しているが、日本では提供されていない。Kyashは「共有口座」機能の提供を通じて、お金の不安や不便を解決していくとしている。