2026年2月3日から4日にかけて、金(ゴールド)とビットコイン(BTC)は明暗が分かれる展開となりました。

金が急落から反発に転じた一方で、ビットコインは下げ止まらず、8万ドル台を取り戻せない状況が続いています。

金価格、急落後に反発、年初来18%高で高値圏維持

金(XAU)/ USDT 1時間足チャート

金価格は2月4日時点で5035ドルとなり、24時間で83.61ドル(+1.69%)上昇しました。

1月30日から2月3日にかけては、5500ドル付近から4400ドル付近まで1100ドル超の急落に見舞われましたが、その後は反発に転じています。

2月4日午前10時30分時点でも5035ドルで推移しており、年初来では約18%上昇と、歴史的な高値圏での取引が続いています。

実需が下支え、Tetherの金購入と中銀需要が追い風

反発の背景には、実需の継続が挙げられます。
Tetherは2025年第4四半期に27トンの金を追加購入しており、同社が発行するテザーゴールド(XAUT)は市場シェア60%を維持しています。

金価格の先行きについて、J.P. Morganは年末までに1オンス6300ドルに達するとの見通しを示し、その理由として中央銀行による金購入の継続を挙げました。

ビットコイン、7万3000ドル台まで下落、反発も下落基調続く

BTC/USDT 1時間足チャート

ビットコインは2月3日、一時7万4000ドルを割り込んだ後、7万2800ドル付近まで下落しました。

2月4日午前10時30分時点では7万6462ドルと、24時間で692.61ドル(+0.91%)小幅に反発したものの、週次では−14.23%、月次では−16.45%と下落基調が続いています。

2025年10月につけた最高値12万6000ドルからは、約38%下落した水準です。
テクニカル面では、7万7200〜7万8800ドルが戻りの目安となり、7万6000〜7万7000ドルが当面の攻防ラインとして意識されています。

ETF資金流出とFRB人事警戒、先物清算が下落を加速

下落の発端は、1月26日に確認されたビットコイン現物ETFからの13.3億ドルの資金流出でした。
その後も流出が続いているとの見方が市場で広がっています。

さらに、米連邦準備制度理事会(FRB)の次期議長候補としてケビン・ワーシュ氏が指名されたとの報道を受け、タカ派的な金融政策への転換が警戒されました。

先物市場では、価格が7万2800ドルまで下落する過程でロングポジションの強制決済が相次ぎ、下げを加速させました。

まとめ

この期間、金が5000ドル超の水準を維持した一方で、ビットコインはS&P500指数と似た値動きで下落しました。

今後の焦点として、金については5000ドル台を安定して維持できるか、中央銀行による金購入ペースに変化が生じるかが注目されます。

ビットコインについては、7万7000〜7万8000ドルのレンジへ戻れるか、7万6000ドルの節目を守れるか、現物ETFからの資金流出が続くか、ワーシュ氏の正式指名後に金融政策の見通しがどう変化するかが注視されています。

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