地政学リスクの緩和観測と米株式市場の反発を受け、金とビットコインで資金の流れが分かれました。

金は高値圏で伸び悩む一方、ビットコインは急落後に明確な反発を見せています。

金(ゴールド)価格5200ドル攻防、ビットコイン下落続く|関税不透明感とイラン情勢

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金は5240ドルから反落、5200ドルが焦点

金(XAU)/ USD 1時間足チャート

金は一時5240ドル近辺まで上昇したものの、その後は5120ドル台まで下落し、足元では5180ドル前後で推移しています。

5200ドルが上値の目安、5150ドル前後が下値の支えとして意識される水準です。

地政学リスク緩和観測で金のリスクプレミアム縮小

背景には、イラン側が「核合意は手が届く範囲にある」と発言したことで、これまで価格を押し上げてきた地政学リスクのプレミアムがやや縮小しました。

ただし、正式な合意が確認されたわけではなく、リスクが完全に後退した状況とは言えません。

結果として、安全資産としての新規買いが継続的に強まるには至らず、高値圏では利益確定売りが優勢となりました。

ビットコインは62700ドルから反発、66000ドルが分岐点

BTC/USDT 1時間足チャート

一方、ビットコインは一時62700ドル台まで下落した後、66000ドル手前まで急反発し、現在は65600ドル前後で推移しています。

63000ドル近辺が下値の目安、65000〜66000ドルが戻りの分岐点として意識されています。

需給改善と株反発がビットコインを押し上げ

今回の反発の中心にあるのは、急落局面でレバレッジポジションの整理が進み、売り圧力が一巡したことです。
需給の歪みが解消されたことで、下値では買いが入りやすい環境となりました。

その上で、米株式市場の反発がリスク選好を押し上げ、ビットコインにも買い戻しが波及しました。

加えて、暗号資産企業の銀行取引を巡る報道が規制面の不透明感をやや和らげたことも、投資心理の下支えとなっています。

短期的な需給改善を軸に、株高と規制不安の後退が重なったことが、今回の反発につながったとみられます。

重要水準の攻防へ、金とビットコインの次の焦点

金は5200ドルを明確に上回れるかが当面の分岐点となります。

協議進展が具体化すればリスクプレミアムはさらに縮小する可能性があり、逆に交渉が難航すれば安全資産需要が再び強まる余地もあります。

5150ドルが維持されるかどうかも重要な確認水準です。

ビットコインは65000ドル台を安定的に維持できるかが最初のポイントです。

66000ドルを明確に上抜ければ短期的な戻り基調が強まる可能性があります。

一方、株式市場が再び不安定化すれば、63000ドル近辺の下値が再度試される展開も想定されます。

今後は米政策イベントや株式市場の動向が、ビットコインの方向感を左右する可能性があります。

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