本日22:30に発表される米国の生産者物価指数(PPI)が、市場の重要材料として注目されています。
同指標は、製造業者が商品を出荷する際の価格変動を集計したデータで、消費者物価指数に先行してインフレの兆候を捉える先行指標として扱われています。
市場では、結果の強弱がFRBの金融政策見通しに波及し得る点が意識されており、金利・ドルの反応を通じてビットコインなどリスク資産に影響が及ぶかが焦点です。
生産者物価指数の前回値と予想
| 日付 | 重要度 | 時刻(日本時間) | イベント | 前回 | 予想 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2/27(木) | ★★★ | 22:30 | 生産者物価指数(前月比・1月) | 0.5% | 0.3% |
前回は0.5%、今回の市場予想は0.3%となっています。
市場では前回から0.2ポイントの減速が見込まれており、結果が予想からどの程度乖離するかが、金利・ドルの反応を左右し得るポイントとして意識されています。
生産者物価指数とは、インフレの先行指標
生産者物価指数は、製造業者が商品を出荷する際の価格変動を集計した指標です。
企業のコスト上昇は最終的に消費者価格に転嫁されることが多いため、消費者物価指数よりも早くインフレの兆候を捉える先行指標として位置づけられています。
インフレの強弱は金融政策の判断材料となるため、市場では金利やドルの方向性と結びつけて解釈される傾向があります。
PPIの強弱がビットコインに波及
PPIが予想より高い場合、市場では企業側のインフレ圧力の根強さが意識されやすくなります。
今後CPIも下がりにくくなると判断され、FRBが現在の高い政策金利を長く維持するとの警戒感が高まる局面では、米長期金利の上昇やドル高が意識され、相対的にリスク資産であるビットコインの重しとなり得ます。
一方、PPIが予想より低い場合、市場では企業側のインフレ圧力の鈍化が意識されやすくなります。
インフレ沈静化への期待からFRBが利下げに踏み切りやすくなるとの見方が強まる局面では、米長期金利の低下やドル安が意識され、リスク資産に資金が向かいやすい要因となり得ます。
PPI発表、金融政策期待の材料に
生産者物価指数は、インフレの先行きを測るだけでなく、FRBの政策スタンスを占ううえで市場が注目する経済指標のひとつです。
なお、発表直後は結果が予想から大きく外れた場合、為替や暗号資産市場でアルゴリズム取引による急変動が起きやすい傾向があります。
発表後は、米金利とドルがどちらに振れるかが焦点となり、その動きがビットコインを含む仮想通貨市場の需給に影響を及ぼす可能性があります。
参考元:investing
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