ミームコイン「21coin(2131KOBUSHIDE)」を巡り、プロジェクトの開発者が自身の正体を公表したうえで保有トークンをすべて売却し、活動を休止する事態となりました。
開発者の身元がコミュニティ内で明らかになったことをきっかけに、プロジェクトの先行きに不透明感が広がっています。
YuttyMizoguchi氏(@Yuttycoin)は3月9日午前5時、自身のXで、21coinのデベロッパー「ドラネコ」であったことを認めました。同氏は投稿の中で「コミュニティが完全に崩壊した」と説明し、開発者として保有していたすべてのトークンを売却したうえで活動を休止すると発表しています。
今回の公表に先立ち、約1時間前の3月9日午前4時には、新運営関係者のしょうゆ_Re0108氏(@shoyu_re0108)がX上で、YuttyMizoguchi氏が同プロジェクトの開発者であることが判明したとする投稿を行っていました。
同氏は、新運営による透明化作業を進める中で開発者の身元が確認されたと説明しています。
また、3月12日に予定されていたセミナーについても、実在する企画だったとしています。
その後、YuttyMizoguchi氏が自身の投稿で開発者であることを認めました。
21コイン暴落、24時間で約88%下落

価格面でも影響は大きく、Dexscreener上のチャートでは公表後に急速な下落が確認でき、21coinのコントラクトアドレスは「4vGHdzcNrDf8XVE8H19Rqea86RULz7xi89ew1sSJpump」です。
チャート上では、過去に時価総額が約600万ドル規模まで拡大していたものの、足元では約6.5万ドル前後まで縮小しており、価格は直近24時間で約88%下落しています。
こうした経緯を受け、コミュニティ内では「ラグプル(開発者による持ち逃げ)」を指摘する声も出ています。
ミームコイン投資のリスク浮き彫り
今回の一連の出来事は、ミームコイン市場が抱えるリスクを改めて浮き彫りにする事例ともいえます。
ミームコインはコミュニティや話題性を背景に短期間で資金が集まりやすい一方、運営体制や開発者の関与が不透明なまま拡散するケースも少なくありません。
最近も「SANAE TOKEN」や「すげぇコイン(SUGEE)」など急速に注目を集めるミームコインが相次いで登場しています。
こうした流れの中で、プロジェクトの実態や資金の動きを十分に確認せず参加した場合、大きな損失につながる可能性があります。こうした特性を踏まえると、ミームコインへの参加には十分な注意が必要といえそうです。