2026年3月19日8時現在、ビットコイン(BTC)は7万1180ドル付近で推移しています。直近24時間で約4%の下落となり、7万4000ドル台から7万1000ドル台へと大きく水準を切り下げました。

市場で特に意識されたのは、米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策金利据え置きと、パウエル議長によるインフレ見通しの上方修正です。これにより早期利下げ期待が後退し、暗号資産市場全体に強い売り圧力が波及しました。

直近24時間の値動き

直近24時間の高値は7万4672ドル、安値は7万500ドルでした。
3月18日の午前中はFOMCを控えて7万4000ドル台で底堅く推移していましたが、夕方にかけて7万2000ドル台まで軟化しました。

その後、日本時間18日夜のFOMC発表とパウエル議長の記者会見を受けて下落が加速し、7万900ドルまで急落しました。

現在は7万500ドル付近で辛うじて反発しているものの、上値は重く、短期的に市場ではこの7万500ドルのサポートラインが強く意識されています。

相場を動かした背景

FOMC・パウエル「タカ派的据え置き」 

今回の下落の主因は、FOMCにおける「タカ派的据え置き」です。
米連邦準備制度(Fed)は政策金利を3.50〜3.75%に据え置きましたが、パウエル議長は記者会見で「原油価格上昇がインフレ見通しに確実に影響している」と発言し、2026年のインフレ見通しを2.4%から2.7%へ上方修正しました。

これにより、年内の利下げ回数見通しが縮小し、市場の利下げ期待が大きく後退しました。このマクロ経済の逆風がリスクオフムードを誘発し、米国株(ナスダックは1.5%安)とともにビットコイン価格を直撃しました。

イラン戦争・地政学リスク継続

もう一つの重要な背景として、イランとの軍事衝突に伴う地政学リスクと原油高が挙げられます。イラン戦争が3週目に突入し、WTI原油が98ドル台と高水準を維持しています。これがインフレ懸念を増幅させ、FOMCのタカ派姿勢を裏付ける要因となりました。

さらに、世界のビットコインマイニングシェアの8〜10%を占めるとされるイランの情勢不安とエネルギー価格上昇により、ハッシュレートの低下も懸念されており、相場の重しとなっています。

ETF流入ストリーク終了とセルザニュース

機関投資家の動向にも変化が見られました。直近で7日連続、合計約11億6000万ドルの純流入を記録し、ビットコインを7万6000ドル付近まで押し上げていた現物ETFですが、3月18日には254 BTCの純流出に転じました。

FOMCという重要イベントを通過したことによる「事実売り(セル・ザ・ニュース)」の動きが重なり、価格下落を加速させたとみられます。

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ビットコイン テクニカル分析

日足チャート分析

日足の方向性は、上昇トレンドから転換点に差し掛かり、戻り売りが優勢となっています。3月1日に上抜けた50日単純移動平均線(SMA)の水準を維持できるかが現在の最大の焦点です。

直近のレジスタンスであった7万6000ドルを突破できず反落した形となり、ここから下値メドとしては7万500ドル、さらにこれを割り込むと200週指数平滑移動平均線(EMA)が位置する6万5000〜7万2000ドルのレンジ、最悪の場合は6万ドル付近までの下落リスクが視野に入ります。上値メドは7万6000ドル、その先は8万ドルとなります。

4時間足チャート分析

4時間足では、3月16日から17日にかけて7万4000〜7万5000ドルまで上昇した後の急落により、短期的に下落トレンドが継続する可能性が高まっています。

現在は7万1000〜7万1500ドル付近で推移しており、戻り売りの圧力が強い状況です。中期の上値メドは、直近のサポートとして機能していた7万2800ドル付近となり、ここがレジスタンスとして意識されます。下値メドは24時間安値の7万500ドルです。

1時間足チャート分析

1時間足の短期トレンドは明確な下落基調にあり、現在は7万1000〜7万2000ドルの狭いレンジで推移しています。

短期トレーダーが当日見るべきラインは、サポートとしての7万500ドルと、レジスタンスとしての7万2000〜7万2800ドルです。特に7万500ドルを明確に割り込んだ場合、下落が加速する可能性があるため注意が必要です。

デリバティブ動向

OI・清算動向

全市場の未決済建玉(OI)は107.08Bドルと、前日から5.69%減少しました。

直近24時間の清算総額は約4億6300万ドルに達し、前日比で62%の大幅増となっています。特筆すべきは、そのうち約3億9100万ドルがロングポジションの清算であった点です。この圧倒的なロング清算が下落の勢いを強めました。

資金調達率は0.0017%とほぼニュートラルですが、短期トレードにおいては、依然としてロングポジションの投げ売りリスクに警戒が必要です。

注目清算ライン

注目すべき清算ラインは、直近安値である7万500ドルのすぐ下に集中しているとみられます。

このラインが近いため、7万500ドルを割り込むと、残っているロングポジションのストップロスを巻き込み、連鎖的な清算(ロングスクイーズ)が発生して一気に6万ドル台後半まで価格が走る値動きが起きやすい状況です。トレーダーは下値抜けの急落リスクを最も警戒すべき局面です。

ETF動向

3月18日のビットコイン現物ETFの単日フローは、254.49 BTCの純流出となりました。これまで7日連続で資金が流入し相場を牽引してきましたが、FOMCを機に流出へ転換しました。

この資金フローの逆転は、機関投資家のポジション調整を示唆しており、当日の価格急落と強く結びついています。

本日のデイトレ注目材料

本日(3月19日)の短期市場テーマは、FOMC後のリスクオフムードが継続するか、あるいは7万ドル台前半で下げ止まるかです。

注目すべき重要イベントとして、日本時間15時30分頃の植田日銀総裁の記者会見(日銀政策決定会合)、21時の英国(BoE)政策決定会合が予定されています。

また、夜間には米国の建設許可件数や新規失業保険申請件数などの経済指標も発表されます。上方向の焦点価格は7万2000〜7万2800ドル、下方向の焦点価格は7万500ドルとなります。

意識するラインと展望

今日のビットコイン相場で短期的に注目すべきポイントは、FOMCによる利下げ期待後退という強いマクロの逆風の中で、7万500ドルのサポートラインを死守できるかどうかです。

日銀や英中銀の発表を控え、市場は神経質な展開が予想されます。
戻り売り圧力が強い中、下値割れによる連鎖的な清算リスクには十分な警戒が必要です。

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