さまざまな特典がある楽天プレミアムカードですが、生活スタイルの変動などによって解約を考えるということがあるかもしれません。
しかしキャッシングや支払いの残高やポイントはどうなるのかなど気にしなければならないことがいくつかあることを忘れてはいけません。
そこでここでは楽天プレミアムカードの解約について紹介していきたいと思います。
楽天プレミアムカードはラウンジ利用におすすめ
楽天カードには年会費無料の楽天カード、年会費が2,000円(税別)の楽天ゴールドカード、そして年会費10,000円(税別)の楽天プレミアムカードと、さまざまな種類のカードがあります。
その中で特に旅行や出張の多い方に人気なのが楽天プレミアムカードです。
クレジットカードと電子マネーEdy、ポイントカードの機能を持っているうえ、他のカードとは違うお得な特典がついています。
・世界のVIPラウンジが利用できるプライオリティパスが無料
・最高5,000万円の海外旅行保険付帯
・最高5,000万円の国内旅行傷害保険付帯
・最高300万円のショッピング保険付帯
このように「ポイントを有利に貯める」「旅行・出張で圧倒的に有利」という点が特徴的です。
ポイントに関しては楽天市場で楽天プレミアムカードを利用することで通常の5~15倍ものポイントを得ることができるようになります。
また、世界140ヶ国、600都市、1300ヶ所以上のVIPラウンジを回数制限なしで利用できる「プライオリティパス」の無料登録ができるというのが最大のメリット。プライオリティパスが付いたカードはいろいろありますが、それらの多くは年会費20,000円(税別)ですので、年会費が10,000円(税別)の楽天プレミアムカードのお得さが非常に際立っています。
さらに、充実した旅行保険が付帯するので安心と、楽天プレミアムカードが幅広く人気となっている理由がここにあります。
楽天プレミアムカードの解約方法
ここまで説明したように楽天プレミアムカードはメリット豊富ですが、残念ながら解約することを考えている方もいらっしゃるでしょう。
その場合の解約手続き方法を紹介します。
まず基本的に楽天のカードを解約する場合はオンラインでは行わずに専用のコールセンターに電話することになります。
その解約方法は他の楽天カードと同じです。
TEL: 0570-66-6910 (営業時間9:30~17:30)
TEL: 092-474-6287 (営業時間9:30~17:30)
営業開始直後や昼休みの時間帯などはつながりにくいということがありますので、その場合は少し時間をずらしてかけるようにしましょう。
また、楽天の支払日は毎月27日ですので、この日の付近や月末には混み合うことがあるようです。
楽天プレミアムカード解約の具体的な手順
以前は自動音声案内のみで解約できていた時期もあったのですが、現在は電話をかけたのちにオペレーターにつながって解約手続きを行うことになります。
軽く理由を聞かれることはありますが、しつこく話をされることはありません。
①専用の電話番号に電話をかける
②つながると音声アナウンスが流れてガイダンスのメニューが順番に紹介されていく
③解約の場合は「3番(各種変更)」ののち「8番(カード解約手続き)」と進む
④オペレーターにつないでもらえるので、あとはオペレーターの案内に従って手続きを進めていく(カード情報が聞かれますので手元にカードを用意しておく)
⑤最後に「解約の確認」が行われて、解約手続きは終了
⑥手元にあるカードはハサミで切るなどして処分
楽天ETCカードや家族カードはどうなる?
本人会員カードを解約した場合、そのカードに紐づいている楽天ETCカードや家族カードなどは使用できなくなります。
ETCカードや家族カードを利用している場合には注意が必要です。
逆にETCカードや家族カードのみを解約することはできます。
その場合は同じ電話番号に連絡して手続きを進めていくことになります。
何か紐づいているカードがある場合は先にそれらを他のカードに移行するか、解約してしまうのではなく楽天カードなどへの切り替えを行うのが良いでしょう。
他の楽天カードに切り替える方法
楽天プレミアムカードを楽天カードや楽天PINK(ピンク)カード、楽天ANAマイレージクラブカード、楽天Edy一体型などに変更したい場合は解約手続きを行う必要はありません。
その場合は楽天会員サービスの「楽天e-NAVI」にログインして「各種申し込み」から変更手続きをしてください。新しいカードは、通常1週間から10日ほどで届きます。
一度解約してからまた加入手続きをとるという必要はないので安心です。
楽天プレミアムカード解約時の注意点は?
楽天カードを解約する前に確認しておきたいこともあります。
入会してすぐに解約しようとしていないか
クレジットカードの加入や解約については信用情報機関に記録が残ります。
一般的には加入などの履歴は半年、クレジットカードの使用履歴は5年残ると言われていますので、加入して半年以内に解約を行うとマイナスの記録が残ってしまうことになります。
加入時のキャンペーンなどだけを目当てにしていると判断されてしまうため注意が必要です。
カードの支払いが済んでいるか
カードの支払いがまだすべて終わっておらずに残っている段階でカードを解約すると少しややこしいことになる可能性があります。
楽天カードの会員規約によれば「会員が退会する場合は支払日に関わらず支払い債務全額をただちに請求できる」と記載されています。
つまり退会時には残高を一括で返済することになるのです。
一括で支払いができる準備ができているのであれば問題ありませんが、そうでないなら注意が必要です。
支払い先を変更できているか
楽天プレミアムカードを利用して公共料金や携帯電話などの通信料を支払っていた場合は、その引き落とし先を変更する必要があります。
支払先を変更しないままカードを解約してしまうと支払い日に支払いが正常に行うことができずに「延滞」「遅延」していることになってしまいます。
電気やガス、携帯電話などの支払いが延滞すると利用できなくなってしまうこともあるので、必ず支払い方法を変更しておきましょう。
楽天プレミアムカードを解約すると貯めていたポイントはどうなる?
楽天プレミアムカードを解約したとしても貯めていた楽天スーパーポイントが同時に消滅するというわけではありません。
楽天IDを削除しない限り、楽天スーパーポイントは利用することができます。
ただしポイントカードとしての機能をもったカードを解約した場合は楽天カード機能はなくなってしまいます。
その場合はあらたにポイントカードを作成するか楽天スーパーポイント口座にカード番号を登録するという必要があります。
クレジットカードとしてのポイントは楽天スーパーポイントとして付与されるため、楽天スーパーポイント口座に貯まっていくことになります。
これはこれからもらう予定のポイントに関しても同様で、カードを解約したとしてもポイントはポイント口座に貯まっていきます。
ただし解約したことで条件を満たさなくなったキャンペーンポイントなどは付与されないことがあります。
楽天プレミアムカード解約についてよくある質問
楽天プレミアムカードを解約しても利用していたプライオリティパスは利用できますか?
プライオリティパスの権利を持っていても、利用時には合わせて楽天プレミアムカードを提示しなければいけないため、実際には利用することはできなくなります。
楽天プレミアムカードを解約した場合、海外旅行保険などはどうなりますか?
完全に解約した場合は保障は当然なくなります。
楽天カードなどに切り替えをした場合は、その変更したカードの保障が適用されることになります。
楽天プレミアムカードを解約する前に今一度考えてみよう
楽天プレミアムカードの解約について説明をしてきましたが、10,000円の年会費がかかるものの、海外旅行に行く方や楽天市場で買い物をする方であれば十分に価値のあるカードです。
ポイント還元率も高いので、使い方によっては損になるわけではありません。
解約してしまう前にもう一度考え直してみるのもいいでしょう。