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【墨汁速報】ビットコインデリバティブBitMEX 同社の投資家により約325億円の訴訟を起こされる

中国の仮想通貨取引所Fcoinは、チームのコアメンバーと連絡が取れず、一部のシステムやデータが破損、予定通りにシステムを回復できないとし、メンテナンスモードに入っていた。Fcoinのコールドウォレットから引き出すことができなかったとされていたビットコインの送金が確認され、詐欺ではないかと憶測が飛んでいる。

Fcoinの経営破綻

14日、Fcoinは経営難に陥っているとし約7,000~13,000BTCのビットコインを出金できないと発表し、数年かけて返済していくと発表されていた。FCoinは中国の仮想通貨取引所であるが、FcoinJPという日本語サービスを提供する仮想通貨取引所が存在している。

だが、18日現時点ではこの資金不足やメンテナンスに関する公式発表は一切されていない。

出典:Twitter

 

このFcoinJPは、日本顧客に向けてサービスを提供する場合、金融庁に”仮想通貨交換業者”として登録が必ず必要であるにも関わらず、登録されていない。金融庁によると2020年2月3日時点で、仮想通貨交換業者は22業者となっており、FCoinJPは仮想通貨交換業者ではないことがわかるだろう。

 

出典:金融庁

 

Zendeskサポートの消去

FcoinJPは公式ページにて

 

「システムメンテナンス FCoinJPはただいまメンテナンス中です。この期間中サービスを一時停止します。ご迷惑をお掛け致しますが、ご了承ください。アナウンスへ

 

と記載したまま、メンテナンスモードとなっており、資産の引き出しや取引が一切行えない状態となっている。このアナウンスへアクセスしたところ、すでに破綻の発表は消えており、サポートセンターのページが消去され現時点で運営と連絡が取れない状態だ。

 

出典:zendesk

 

Fcoinビットコインの持ち逃げか?

Fcoinのコールドウォレット、つまり物理的にインターネットから遮断されており、取引所の一部の関係者しかアクセスできないウォレット内のビットコインがすでに中国系取引所へ送金されていることがわかった。Fcoinは中国語で2月11日時点で「システムトラブルにより1~2日、またはそれ以上のメンテナンス」と発表

出典:Twitter

 

14日の時点で経営破綻と発表し、資金にアクセスできないとしていたがコールドウォレットからビットコインがOKExやHuobiといった元中国三大取引所、ZBやBinanceといった中国系取引所へすでに送金されていることが下記トランザクションマップでわかる。これらのことから、Fcoinはユーザーのビットコインを持ち逃げしていたのではないかとされている。

出典:Twitter

 

このように、規制を守らずに違法なサービスを提供する取引所を使用することは、仮想通貨の価格変動とは別の”リスク”を負うこととなり、使用は避けることが仮想通貨の鉄則だ。各仮想通貨投資家はこのようなリスクを理解し、注意してほしい。

 

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