ビットコイン(BTC)をツイッターで送金、ライトニングネットワークを使用したプロジェクト

ライトニングネットワーク(Lightning Network)を使用したウォレットを提供するTippin(ティッピン)がこのほど、グーグルクロームとファイヤーフォックスの拡張機能をリリースした。この拡張機能を導入することで、ユーザーはツイッター上でビットコインを送金できるようになる。

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ツイッターでビットコイン(BTC)を送金

Tippinはユーザーがライトニングネットワークをより簡単に使用できることを目指し、セルジオ・アブリル(Sergio Abril)氏が個人的に始めたプロジェクト。

Tippinがツイッターで公開した動画によると、この拡張機能をインストールするとツイッター上のそれぞれの投稿の下にある「いいね」や「リツイート」のマークの横に、稲妻のマークが表示されるようになる。稲妻マークをクリックすると、ツイートを投稿したユーザーのQRコードが表示され、送金できるようになる。他のユーザーからのチップを受け取るためには、ツイッターアカウントとTippinをインストールする必要がある。

ライトニングネットワークでチップを送ることが人気に?

ビットコインの少額決済が可能という特徴をもとに開発されたTippin。アブリル氏は自身のサービスをとてもユーザーフレンドリー話している。また同氏は仮想通貨メディアCoinDeskに対して「個人的な見解ですが、ライトニングネットワークでチップを送ることはとても人気になると思う。今回初めてわれわれは、ほとんどコストがかからず少額の送金をできようになり、またとても早く送ることができる」と述べた。また、将来的にはその他のソーシャルメディアでもサービスを展開していくつもりだという。

Tippinはまだ初期バージョンで改良点はたくさんあるとツイッターに投稿し、ユーザーからはエラーや疑問などが集まっていたが、中には「素晴らしい」や「よくやった」、「歴史的瞬間に立ち会った、ワクワクした」といった声も多く集まっていた。

その他にもツイッター社の共同創業者で最高経営責任者(CEO)のジャック・ドーシー(Jack Dorsey)氏がもうじき買収するだろうといった投稿もあった。ドーシー氏は2018年3月にはライトニングネットワークの研究開発を行うライトニング・ラボ(Lightning Lab)へ投資をすなど、以前からビットコインに強い関心を持っている。

実際に導入した際のツイッター画面

上記はツイート画面のキャプチャーだ。メールマークの右側に「稲妻」マークが出現している。ここをクリックするとBTCアドレスが表示され、すぐに送金が出来る仕組みとなっている。

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参考
CoinDesk

文:Akihiko Hirata(@akkyhira

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