仮想通貨市場は再度上昇の兆しも上値重く

イーサリアムを除き、ビットコイン・リップルはともにここ数時間で大きな上昇を見せた。

だが、どの通貨も抵抗帯がかなり強く、大幅下落以前の状態まで戻ることが難しそうだ。

ビットコイン(BTC)

(出典 TradingView BTC/JPY 一時間足)

26日午前4時のビットコイン(BTC)価格は426,983円。前日同時刻比+2.3%の上昇となった。

ビットコイン価格は一時年末高値の47.0万円付近まで上昇していたものの、24日23時に45.1万円から40.5万円まで最大-4.6万円幅の暴落を起こした。

現在は以前意識されていた水色の43.1万円ライン(③)を目指して再度上昇している。

今後上昇を続けていく上でもう一つ意識されうるのが、19日頃からサポートラインとして働いている黒い上昇トレンドライン(④)だ。

このラインがレジスタンスラインとして働く可能性があるため、43.1万円(③)付近では上値が重くなるかもしれない。

反落か再度上昇か、43.1万円(③)付近の値動きに注意が必要だ。

リップル(XRP)

 (参考 TradingView XRP/USD 一時間足)

リップル(XRP)の26日午前5時現在の価格は0.333ドル(36.9円)。前日同時刻比で+8.8%と大幅に高騰した。

24日23時から一時間で-10%近く下落したリップルだが本日午前0時あたりから一気に急騰し、一時は下落前の水準まで回復した。

しかし、大幅下落の直前にも意識されていた黒い長期のトレンドライン(①)で反発。そのまま反落してしまい現在に至る。

今後のリップルの相場は、オレンジの0.339ドル(37.5円)ライン(③)と水色の0.324ドル(35.9円)ライン(④)のどちらを抜けるかに注目が集まりそうだ。

0.339ドル(37.5円)ライン(③)を上抜けした場合は再度トレンド転換を目指して上昇、0.324ドル(35.9円)ライン(④)を下抜けした場合は再度下落継続となる。

黒いライン(①)がかなり強力な抵抗帯となっているため、リップルは今後も少し厳しい展開が続きそうだ。

イーサリアム(ETH)

(出典:TradingView ETH/USD 1時間足

24日午前6時のイーサリアム(ETH)価格は140.85ドル(15,600円)。前日同時刻の価格に比べて-1.5%の下落となった。

24日23時に10%近く下落した後、一時は135ドル(14,800円)付近まで下落した。

その後一時上昇に転じるも145ドル(16,000円)付近で反落し、ピンクの139ドル(15,400円)ライン(⑥)付近まで下落し現在に至る。

イーサリアムの今後の価格変化としては、この139ドル(15,400円)ライン(⑥)を守れるかどうかが重要になってくるだろう。

ここを割り込むと、18日以前の価格帯(126ドル(14,000円)付近)までの下落が考えられ、トレンド転換はかなり厳しくなりそうだ。

また、以前サポートとして働いていた黄緑の短期上昇トレンドライン(⑤)、赤の短期下降トレンドライン(④)がともに抵抗帯として働く可能性が高く非常に上値が重い印象を受ける。

イーサリアムには厳しい相場が続きそうである。

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