米仮想通貨決済企業サークルのジェレミー・アレールCEOは、フェイスブックのリブラやステーブルコインといった新たなデジタル資産の形が拡散する一方で、ビットコイン(BTC)などの「非国家主体」の仮想通貨もあせて成長を続けるとの見方を示した。6月24日に公開されたCNBCの番組でのインタビューで述べた。 ...

2019年はじめにベータローンチした仮想通貨のレンディングスタートアップ、”BlockFi”がBlockFi Interest Account(BIA)を実装。Coindeskによると、年利6%のオファーで預け入れた仮想通貨で金利を毎月受け取ることができるという。

 

ビットコインとイーサリアムの高金利レンディング

 

「BIAにより仮想通貨投資家は、金融の最も大きな利点である”金利”で利益を得ることができる」

 

とBlockFi営業担当責任者のBrad Michelson氏はCoindeskに対して述べた。BIAでレンディングできる仮想通貨は、ビットコイン($BTC)とイーサリアム($ETH)をデポジットでき、金利を得ることができる。また、国内の取引所が同様のサービスを行った際は1年単位で資金拘束をされたものの、同社の場合はいつでも自由に引き出せるという。

 

Geminiによるカストディ

公式発表によると、アカウントにデポジットされたビットコインとイーサリアムは、ニューヨーク州金融サービス局により規制されており、世界で初のFDIC(連邦預金保険公社)を提供しているGemini Trustにより安全に管理される。

BlockFiのビジネスモデルは、機関投資家への仮想通貨ローンの提供を含み、例えビットコインとイーサリアムの価格下落したとしても、より高い手数料を取ることでデポジットアカウントに金利を支払うことができるという。

同社は2019年はじめにベータローンチし、すでに個人投資家と機関投資家から11億円の資産を預かっており、2018年7月にGalaxy Digitalから57.7億円を調達、12月にはAkuna Capitalなどから4.4億円の資金を調達している。

 

非常に高い金利

ビットコインのレンディングはその2,100万という発行制限から、PoloniexやBitfinexなど古くから取引所で行われていた。近年ではDeFi(Decentralised Finance)の発展により、約1000億円を調達したCompoundによるETHやERC20トークンのレンディングなどが非常に人気を集める一方、需要に対する供給過多で年利0.33%という低い金利となっている。

出典:https://app.compound.finance/#Markets

 

そのため。年利6%という金利は非常に高く、月に0.5%の支払いが得られるため今後市場に大きな影響を与えると見られる。

関連記事:イーサリアムコントラクトを使用した仮想通貨マネーマーケットCompoundがローンチ

今回の報道の影響か、ビットコインは約2.6%、イーサリアムは約5%もの高騰を記録している。

 

出典:TradingView

 

Coindeskによる報道:https://www.coindesk.com/blockfi-now-offers-a-crypto-deposit-account-with-compound-interest

 

おすすめの記事