米仮想通貨決済企業サークルのジェレミー・アレールCEOは、フェイスブックのリブラやステーブルコインといった新たなデジタル資産の形が拡散する一方で、ビットコイン(BTC)などの「非国家主体」の仮想通貨もあせて成長を続けるとの見方を示した。6月24日に公開されたCNBCの番組でのインタビューで述べた。 ...

イーサリアム及びERC20トークンウォレットとして需要の高いMyEtherWallet(通称MEW)が4月1日、「保管しているイーサリアム資産を送金するにはKYC(本人確認)が必須になる」とし、15~20分の時間を設け、必要な情報を入力しなければならないとツイートを行った。

 

MyEtherWalletでのKYC登録

実際にMyEtherWalletの公式サイトに行ってみると、「規制の変更により、MEWはKYCとAMLの要求に従う必要がある」と記載されている。

出典:https://www.myetherwallet.com/

 

イーサリアムやビットコインなどの仮想通貨は、パブリックブロックチェーンとしてアドレスを知っている場合には、所有している資産や送金履歴、送金された先や関わったアドレスなどを誰でも知ることができる。対して、ウォレットと個人情報を紐付けることは難しく、このようなKYCを要求されることはありえないと言えるだろう。

「Accept」をクリックし、入力項目に進んでみると

 

とある。ここで一度ツイートされた時間を見てほしい。4月2日の1:34amであるが、海外では4月1日のところもあるだろう。そう、つまりこれはエイプリルフールのジョークなのである!

 

実際にMEWでKYCを入力してみた

解答欄にはうっすらと、「もし今までにラスベガスに行ったことがない場合、行くべきだ」と質問3にはあり、さらに質問6の誕生日には2020年4月1日以降が入力でき、「ようこそタイムトラベラー!未来のETH価格はいくらになりましたか?」

と表示され、さらにランダムで

「あなたの星座は山羊座です。私達の運命を決めるのは星座ではなく、私達自身です」

など非常に面白いギミックが満載である。

また、先に進んでいくと、「ETHをくれたのは誰?」という質問にThe DAO(2016年にETCが誕生することになったETHの不名誉なハードフォーク)などの自虐や、(仮想通貨の)冬は来ますか?という質問の選択肢に

「岩の下(ほど強い売り圧)に住んでいましたか?今まさに冬です」

「すべて問題なし、HODL(そのまま保有)とBUIDL(開発を続ける)」

 

とあり、最終的にMyEtherWalletのCEO Kosala Hemachandra氏の写真が「この人物はだれ?」と出てくる

 

これらの他にも多数のユニークなジョークが散りばめられており、一瞬英語を読まないとびっくりすると思うが、個人情報などは一切入力する必要はない。

普通に使用するには、Acceptではなく☓ボタンで消すか、画面の暗転している部分をクリックすることで行えるので安心してほしい。

 

関連記事:The DAOハックとイーサリアムクラシックの歴史

おすすめの記事