リップル(Ripple)の共同創業者が約27億円相当のXRPを大学に寄付

サンフランシスコ州立大学が4月5日、リップル(Ripple)社の共同創業者のクリス・ラーセン(Chris Larsen)氏と同氏の妻リナ・ラム(Lyna Lam)から2,500万ドル分(約27億8,000万円)のXRPの寄付を受けたことを発表しました。2,500万ドルは大学が仮想通貨で受けた寄付額で最大の額になるだろうと、同大学のツイッターが4月6日に報じています。

2,500万ドル相当のXRPを寄付

サンフランシスコ州立大学はアメリカのカリフォルニア州にある大学です。同大学には経済学部・教育学部・倫理学部などの学部があり、ラーセン氏は同大学のビジネススクールを卒業、理学士号を修得しました。また同氏は同大学で奨学金基金も設立しています。

4日に行われた同大学の祝いの席にラーセン氏とラム氏は家族らと共に出席しました。レスリー・E・ ワン(Leslie E. Wong)学長が、ラーセン氏とラム氏、そしてラーセン氏とダグ・ガレン(Doug Galen)氏が共同で創業した非営利財団リップルワークス(Rippleworks)からビジネススクールに対して2,500万ドル分のXRPが寄付されたことを発表しました。

また寄付者の寛大さを称えてサンフランシスコ州は、カリフォルニア州立大学理事会の承認を経て同大学のビジネススクールを「ラム・ファミリー・カレッジ・オブ・ビジネス(Lam Family College of Business)」と命名する予定です。

なお現在サンフランシスコ州立大学はボールド・シンキング(BOLD Thinking)キャンペーンを推進しています。今回行われた寄付もこのキャンペーンを支援するためのものです。

仮想通貨の寄付はボールド・シンキング・キャンペーンの支援

ボールド・シンキング・キャンペーンはサンフランシスコ州立大学の生徒が著名な卒業生に仲間入りすること、生徒が充実した生活を送るために必要なサポートとインスピレーションを提供することを目的とした活動です。

目標が1億5,000万ドル(約167億円)の同キャンペーンは、今回のラーセン氏らからの寄付も合わせて、既に目標に対して91%以上の資金が集まっています。

同キャンペーンに対してラーセン氏ら以外には、カリフォルニア州カラバサスにある証券会社マーカス・アンド・ミリチャップの創業者であるジョージ・マルクス(George Marcus)会長と妻のジュディ・マルクス(Judy Marcus)が2,500万ドルを寄付しています。

マルクス夫妻は2人とも同大学で文学士号を修得、寄付金はカレッジ・オブ・リベラル & クリエイティブ・アーツ(the College of Liberal & Creative Arts)の支援に使われる予定です。

リップル(XRP)の価格・相場・チャート

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参考
San Francisco State University

文:かにたま

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