ウォレットなど仮想通貨関連企業ザポ(Xapo)の創業者で最高経営責任者(CEO)のウェンス・カサレス(Wences Casares )氏が、ビットコイン(BTC)の価格が10年以内に100万ドル(約1億1,000万円)になる可能性があることを示唆。カサレス氏はリサーチプラットフォームのカナ・アンド・カタナ(Kana and Katana)に寄稿し3月に配信された記事の中で自身の見解を発表していた。
ビットコイン(BTC)がゴールド以上になる可能性?
「ビットコインは魅力的な実験だが、まだ実験でしかない」という書き出しで始まる同記事で、カサレス氏は個人的な見解として失敗や無価値になる可能が20%あるとしながらも、「個人的な意見では、成功する可能性は少なくとも50%ある。もしビットコインが成功したならば、7~10年以内に1ビットコインが100万ドル以上になるだろう。これは現在の価格(4,000ドル)の250倍になる」と記述。
カサレス氏は、1BTCが7~10年後に100万ドルになると信じる理由として、次のように説明している。「現在のビットコインの価値の合計は700億ドル(約7兆8,000億円)ある。仮に、ビットコインが価値と決済の世界的な規準になれば、その価値はゴールド以上、狭義マネー・サプライ(現金通貨と預金通貨の合計)以下になる。もしビットコインがゴールドと同等の価値を持つようになれば、BTC価格が30万ドル(約3,300万円)になり、狭義マネー・サプライと同等になれば、200万ドル(約2億2,000万円)になる」との持論を展開していた。
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参考
・Kana and Katana