ビットコイン(BTC)は3月18日8:00時点で、約7万4350ドル付近で推移しています。

直近24時間では、イラン情勢の緊張緩和観測を背景に一時7万5912ドルまで急伸し、約5週間ぶりの高値を記録しました。上昇の主因は、米現物ビットコインETFへの6日連続の資金流入と、それに伴うデリバティブ市場でのショートスクイーズ(売り方の買い戻し)です。

もっとも、足元ではFOMCを控えた利益確定売りも出ており、高値圏でのもみ合いが続いています。

直近24時間の値動き

直近24時間の高値は7万5912ドル、安値は7万3399ドルでした。

17日の東京時間には、イランの攻撃力衰退の可能性が意識され、買いが先行しました。BTCは7万3400ドル付近のサポートから反発し、その後はデリバティブ市場での大規模なショート清算を巻き込みながら、7万5000ドルの心理的節目を突破。一時7万5912ドルまで急騰しました。

ただし、この上昇は新規の現物買い主導というより、ショートカバーの側面が強かったとみられます。買い一巡後は、旧レジスタンスラインだった7万4400ドルを割り込む場面もあり、現在は7万4000ドル台前半で推移しています。

相場を動かした背景

ETF6日連続流入とショートスクイーズ

今回の上昇をけん引した最大の要因は、米現物ビットコインETFへの力強い資金流入と、それに伴うショートスクイーズです。

ETFは3月9日以降、6日連続で資金流入を記録。合計額は約10億ドルに達しています。特に16日には単日で約1億9940万ドルが流入し、BlackRock(ブラックロック)のIBITやFidelity(フィデリティ)のFBTCが需要を主導しました。

こうした現物需要の強さを背景に、デリバティブ市場では直近24時間で1億5500万ドルを超えるショートポジションが清算されました。特に大口のプットポジション解消に伴う市場メイカーのリバランスがスポット買いを誘発し、価格を7万5000ドル超えへと一気に押し上げる原動力になったとみられます。

FOMC待ちの警戒感と「デジタルゴールド」ナラティブ

一方で、上値を抑える要因となっているのが、日本時間3月19日(木)午前3時に結果公表を控える米連邦公開市場委員会(FOMC)への警戒感です。金利据え置きはほぼ確実視されていますが、原油価格の高騰によるインフレ懸念と、労働市場の軟化が混在する中で、パウエル議長の発言トーンに注目が集まっています。

また、金(ゴールド)価格が史上最高値圏で推移する中、ビットコインと金の相関性も再び高まりつつあります。「デジタルゴールド」としてのビットコインへの見方が、下値を支える要因として意識されている状況です。

SEC・CFTCによる暗号資産分類ガイダンス

米証券取引委員会(SEC)は17日、米商品先物取引委員会(CFTC)と連携した暗号資産の分類ガイダンスを公表しました。ガイダンスでは、暗号資産を複数の類型に整理し、デジタル証券にのみ連邦証券法が適用される考え方が示されています。

この内容は、長年続いてきた規制の不確実性を和らげる前向きな材料と受け止められますが、市場ではすでに一定程度織り込みが進んでいたとみられ、短期的な価格への影響は限定的でした。

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ビットコイン テクニカル分析

日足チャート分析

日足チャートでは、ビットコインは先週月曜から8連騰を記録し、3月高値を更新する上昇トレンドを形成しています。一目均衡表では雲の中に突入しており、ボリンジャーバンドでも上昇バンドウォーク入りの可能性が示唆されています。

主要な移動平均線の上で推移していることから、中長期の方向性は上向きです。上値メドは直近高値の7万5912ドルから心理的節目の7万6000ドル、下値メドは旧レジスタンスからサポートへの転換を試している7万4000〜7万4400ドルの帯となります。

4時間足チャート分析

4時間足では、急騰後の調整局面にあり、高値圏でのレンジ相場を形成しています。FOMCという大きなイベントを前に、市場参加者が様子見姿勢を強めていることがうかがえます。

短期的な押し目買いポイントとしては、7万4000ドル付近のサポートが機能するかが焦点です。ここを明確に割り込むと、7万3400ドル付近までの下落リスクに警戒が必要です。

1時間足チャート分析

1時間足では、7万5912ドルをピークとした下落チャネル内で推移しています。短期トレーダーが本日特に意識したいラインは7万4400ドルです。

このラインは従来の強いレジスタンスであり、現在はサポートとして機能するかどうかの攻防が続いています。ここを上抜けて定着できれば再び上値を試す展開が見込まれる一方、下抜けが続けば調整が深まる可能性があります。

デリバティブ動向

OI・清算動向

全体の未決済建玉(OI)は1135億ドル(前日比-2.61%)、ビットコインのOIは741億9000万ドル(同-1.18%)と、やや減少しています。直近24時間の清算額は約2億8600万ドルに上り、そのうちショート清算は1億5522万ドルと、ロング清算を上回りました。

今回のショートスクイーズが価格急騰の原動力となった一方で、Binanceの資金調達率が-0.0033%とマイナス圏にあることから、高値圏でもショート意欲が根強いことがうかがえます。

注目清算ライン

上下両方向に清算ラインが蓄積していますが、特に上方向では7万6000ドル付近にストップロスが集中しているとみられます。この水準を突破すれば、再びショートカバーを巻き込んだ急上昇が起きる可能性があります。

一方、下方向では7万3400ドル付近の直近安値を割り込むと、ロングの投げが出やすくなるため、上下の節目ではボラティリティ拡大に警戒が必要です。

ETF動向

米現物ビットコインETFは好調な推移を見せています。16日の単日フローでは、約1億9940万ドルの純流入を記録しました。内訳はBlackRockのIBITが+1920BTC、FidelityのFBTCが+886BTCと、大手ファンドが流入をけん引しています。

これで3月9日以降、6日連続の流入となりました。年初にみられた流出基調から潮目が変わりつつあり、この現物需要の強さが現在の価格の底堅さを支えています。

本日のデイトレ注目材料

本日の短期トレードで注目されるスケジュールは以下の通りです。

3月18日(水)21:30 米国2月PPI(生産者物価指数)
3月19日(木)03:00 FOMC政策金利発表
3月19日(木)03:30 パウエルFRB議長 記者会見

今夜21時30分の米PPIは、インフレ動向の先行指標として注目されます。最大の焦点は、明朝3時のFOMC金利発表と、3時30分のパウエル議長会見です。

金利据え置き自体はおおむね織り込み済みですが、今後の利下げ見通しを示すドットプロットや、インフレに対する議長のスタンス次第では、相場が大きく変動する可能性があります。

上方向の焦点は7万5912ドルの直近高値、下方向の焦点は7万4000〜7万4400ドルのサポート帯です。

意識するラインと展望

本日のビットコイン相場は、ETFへの強い資金流入とショートスクイーズを背景に7万5000ドルを突破する強さを見せた一方、FOMCという大きなイベントを前に神経質な展開が続いています。

まずは7万4400ドルのサポート転換ラインでの攻防を見極めたいところです。そのうえで、明朝のFOMC前後に想定されるボラティリティ拡大に備え、無理な追いかけよりも価格帯ごとの反応を確認しながら対応する地合いといえそうです。

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