ブロックチェーンハッカソン「Decrypt Tokyo」開催、グランプリは「仮想お墓ゲーム」

ブロックチェーンハッカソン「Decrypt Tokyo」が6月8日、9日の2日間にわたり六本木で開催され、ブロックチェーンに取り組む企業と、ブロックチェーンに関心がある社会人や学生を中心に約100名の参加者が集まりました。

2日間のハッカソンを通して、参加者はブロックチェーンを活用したプロダクトの企画・開発を行い、2日目の午後に各チーム10分間のプレゼンを行いました。本記事では、ハッカソンで1位から3位に入賞したチームについて取り上げます。

墓地に関わる問題を解決する「仮想お墓ゲーム」

仮想お墓ゲームのメンバー

タイトルはゲームとなっていますが、1位の「仮想お墓ゲーム」は社会課題として墓地の土地不足、管理者がいない無縁墓の増加などをデジタル上で解決するソリューションになります。

ユーザーを親族、友人、他人に分類し、イーサリアム(ETH)を「供養」という形で投げ銭することが可能であり、親族のみが投げ銭されたイーサリアムを引き出すことができます。

仮想お墓ゲームが1位を獲得した理由としては、アイデアが斬新であったことと、そしてデモ実演でもアドレス毎に親族、友人、他人を分別し、使える機能が分けられておりプロトタイプがしっかりと動作していたことが挙げられると思います。

契約書をブロックチェーンで管理「MYPAYPAY」

MYPAYPAYのメンバー
2位を獲得した「MYPAYPAY」はブロックチェーンの技術を使い、契約書の管理を行うプロジェクトです。課題として仕事毎の契約などを締結する際、契約の手続きをすることが面倒である点を解決するために契約書をブロックチェーンで管理し、信頼できる実績を積み上げることができます。

また、ブロックチェーンで管理することにより、個人のスキルを見やすくなり、時給や分給などの細かな給料の支払いにも対応できるようになることも想定しており、働き方の改革にもつながるソリューションになります。

イベントのプラットフォーム「COME – ON !!」

OME – ON !!のメンバー
3位の「COME – ON !!」はイベントの管理や作成、参加ができるプラットフォームです。またイベントの主催者は注目を集めるために賞金を顧客に提供する際、ブロックチェーンの技術を使い、参加者は賞金が本当に送られているか確認することができます。

賞金が実際に支払われていることを証明できる特性を活かし、さまざまなイベントシーンで使われることを想定しています。

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