イーサリアム2.0は、現在のイーサリアムとは比較できないほどの処理能力を持つイーサリアムの完成形であり、ブロックチェーンの可能性を無限大に広げる可能性を持つ最も期待された実装である。6月13日に行われたイーサリアム2.0の実装会議で、イーサリアム2.0の初期段階の実装となるフェイズ0のローンチ予定が来年2020年の1月3日として提案され、約半年後をターゲットに実装を行うという。
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— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) June 15, 2019
イーサリアム2.0のローンチ予定をセット
イーサリアム2.0は、今後展開されていく巨大なワールドコンピュータを完成させるため、初期段階となるフェイズ0のBeacon Chainを実装することからはじまる。Beacon Chainは現在動いているイーサリアムのブロックチェーン上に展開する新しいブロックチェーンレイヤーであり、イーサリアムのセキュリティの裏付けを得ることができる。
イーサリアム2.0の実装会議#19では、6月30日にフェイズ0の仕様の確定を目指しており、
「ここからはイーサリアムメインネット上にローンチする現実的な目標を決める」
とし、2020年1月3日をすると述べた。
DEVCON5大阪10月でのローンチセレモニー
イーサリアム2.0のローンチの最初の段階として、イーサリアムのバリデーターになるためのETHのステーキングは、Beacon Chainのジェネシスブロック(最初のブロック)の前にローンチするとし、2019年10月8日~10日10日に大阪で行われる予定のDEVCON5でローンチセレモニーを行うとしている。
これはパブリックな場所で大々的にローンチを行うことで、ETHの盗難を目的とするハッカーの”偽のスデポジットコントラクト”のようなスキャムを避けるためという理由によるものである。
また、Beacon Chainの0番目のブロックとなる”ジェネシスブロック”が1月3日という特定の日を選択した理由として、2020年の1月3日はビットコインローンチの11年目の記念日であることを理由として述べている。
Vitalik氏の意見
イーサリアムの発明者であるVitalik氏によると、イーサリアムのレガシィチェーン(現在のイーサリアム)が2015年7月30日にローンチしたように、バグテストをテストネット上で長期で行い、セキュリティ監査、ファジング(脆弱性を発見する手法)からのローンチとなるとしている。
2019年5月7日にはイーサリアム2.0の初のテストネットとなるサファイアテストネットがローンチし、すでにバリデーターのテストを行うことができる。イーサリアムのテストネットローンチが2015年5月で、初のメインネットリリースが2015年7月30日だったことを考慮すると、半年後のイーサリアム2.0ローンチはバグがなければ妥当だろう。
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— 墨汁うまい(Bokujyuumai) (@bokujyuumai) May 7, 2019