マーク・ザッカーバーグ氏、リブラについて語る
 
フェイスブックのCEOで創設者でもあるマーク・ザッカーバーグ氏が、自社が支援する仮想通貨リブラについてコメント。改めてリブラ協会への参加企業数で100社を目指すと語った。

マーク・ザッカーバーグ氏、リブラ協会への参加を募る

フェイスブックのCEOで創設者でもあるマーク・ザッカーバーグ氏が、自社が支援する仮想通貨リブラについて公の場でコメントしたと、CNBCの投資番組・「Fast Money」がTwitterの公式アカウントで明らかにした。

ザッカーバーグ氏は以下のようにコメントしている。

金融システムの構築は、1つの企業だけで行うものではない。我々はその構築の一翼を担おうとしている。

しかし、リブラ協会は1つの独立した組織である。そして物事を決定する時の投票権は1票しかない。だから仮想通貨のリブラをローンチするまでには、協賛してくれる企業が100社になることを望んでいる。

現時点で確認できているリブラ協会への参加企業数は約30社だ。すでに決済大手のVisa、MastercardやPayPalなどの大企業が名を連ねているため、今後どのような企業が参加するかにも注目が集まっている。

リブラ協会へ参加するには、以下の3つのうち2つ以上の条件を満たす必要がある。

  • 市場規模が10億ドル(約1100億円)以上、または顧客によるキャッシュフローが5億ドル(約550億円)以上であること
  • 年間利用者が2000万人以上いること
  • FortuneやS&Pなどの第三者機関から、その業界でトップ100以内の企業と認定されていること

上記の条件を2つ以上満たした上で、最低1000万ドル(約11億円)相当のリブラを投資のために購入しなくてはならない。決定権の投票は1000万ドルごとに1票与えられることになっている。

リブラ、フェイスブックの関連記事

取引所バイナンス、フェイブック支援の仮想通貨リブラのノードへ参加を検討か
バイナンスがフェイスブック支援の仮想通貨リブラのノードになることを検討していることが、仮想通貨メディアCryptoPotatoが単独で入手した情報で明らかになった。最大手取引所が加わることがリブラの信頼向上につながるか。
28日開催のG20首脳会議、仮想通貨も議論か|フェイスブック発表のリブラに強い危機感
28.29日に開催のG20にて、仮想通貨に関する規制面についても議論される見通しであることが分かった。背景には、米フェイスブックが発表した独自仮想通貨リブラを巡る、国際金融市場の強い警戒感がある。
おすすめの記事