スコットランドのビール醸造メーカーであるブリュードッグ(BrewDog)が7月4日、暗号資産(仮想通貨)によるクラウドファンディングの参加を受け付けることを同社の公式サイト上で発表した。
仮想通貨での参加で特別なクラフトビール
ブルードッグは2009年から「パンク株」というクラウドファンディングを開催している。11回目となる今回は、ビットコイン(BTC)とビットコインキャッシュ(BCH)、ビットコインSV(BSV)、イーサリアム(ETH)、ライトコイン(LTC)、オミセゴー(OMG)、クォンタム(QTUM))、オーガー(REP)、リップル(XRP)、ゼロエックス(ZRX)という合計10銘柄を新しい投資方法として採用した。
ブリュードッグは、2007年にスコットランド北東部にあるゴッドフォーサック工業団地で誕生したビール醸造メーカー。ビール業界に革命を起こし、ビール文化の再定義を目的としている。
ワールドビアカップで金賞、六本木にはバーも
今回のクラウドファンディングでは25ポンド(約3,300円)から参加でき、仮想通貨を利用した参加者に「 Cryptonite West Coast IPA」という特別なクラフトビール6缶が贈られる予定となっている。ブリュードッグは、2009年からクラウドファンディング「パンク株」を開催しており、これまでに世界中に11万4,000人が参加しているという。
2008年には東京というビールを販売、スコットランド最大の独立系醸造所となった。2010年にはハードコアIPAが2年に1度開催されるワールドビアカップで金賞を受賞。2014年にはブラジルと日本にもバーをオープンさせ、日本のバーは、アジア圏初のブリュードッグオフィシャルバーとして現在も六本木で営業している。
文:かにたま
参考
・BREWDOG EMBRACES CRYPTOCURRENCY PAYMENT; ANNOUNCES MORE TIME TO INVEST IN EQUITY FOR PUNKS
【こんな記事も読まれています】
・ビットコイン(BTC)など仮想通貨決済の受け入れ拡大、アマゾン保有のホールフーズなど15社
・あと5年で仮想通貨決済が主流に?IMF(国際通貨基金)のアンケート結果
・見えてきた法定通貨からデジタル通貨への決済移行の時代到来