- アラブ銀行スイス、仮想通貨取引開始
- 富裕層へのサービスを提供するアラブ銀行スイスにて、仮想通貨ビットコインとイーサリアムのトレード及びカストディサービスの提供が開始された。スイスでは、大手銀行ジュリアス・ベアに続いて2行目となる。
アラブ銀行スイス、仮想通貨取引開始
中東の大手銀行系列であるアラブ銀行スイスにて、仮想通貨ビットコインとイーサリアムのトレード及びカストディサービス(仮想通貨保管サービス)の提供が開始された。これにより、ビジネスリーダーや起業家を含む裕福な顧客層が、仮想通貨にアクセスする機会が生まれることを意味する。
アラブ銀行スイスのCEOサージ・ロビン氏は、以下のように述べた。
「我々は、ブロックチェーンは金融業界に変革をもたらすと確信している。顧客に対して安全かつ規制された環境で、デジタル通貨サービスを提供する最初の銀行の一つになることを目指している。」
カストディサービスについて、アラブ銀行スイスはトーラスグループ(Taurus Group)と提携している。
トーラスグループは「TAURUS-PROTECT」と呼ばれるコールドストレージソリューションを銀行のインフラと統合しており、トーラスはこのソリューションにFIPS(Federal Information Processing Standard:米国連邦情報処理規格)140-2のレベル3認証を受けた「世界で最も安全なハードウェア」を使用していると強調している。
「完全に規制に準拠したスケーラブルなインフラができた。これを使って従来の資産管理やクレジットソリューションを補完する機関レベルのデジタル資産管理サービスを提供する。」とアラブ銀行スイスの執行委員会の一員であるラニ・ジャバンは述べた。
今年初め、スイス大手銀行のジュリアス・ベアはブロックチェーン企業のSEBA Cryptoにて今年度後半にデジタル資産サービスを提供すると発表した。 スイス連邦金融市場監督機構(FINMA)は最近、SEBA CryptoおよびSygnumの2社に銀行業及び証券ディーラー業のライセンスを発行した。