- 米CME、2020年Q1でBTCオプション取引を予定
- 米大手デリバティブ取引所CMEは、2020年Q1(1〜3月)にてビットコインのオプション取引を開始する予定を正式に発表した。現在CFTCが審査を行なっている。
米CME、2020年Q1でBTCオプション取引を予定
米大手デリバティブ取引所CMEは、2020年Q1(1〜3月)にもビットコイン(BTC)のオプション取引を開始する。現在規制当局CFTCが審査を行なっていると公式で発表した。
CMEの担当役員Tim McCourt氏は、「BTC先物では、顧客からの需要が拡大している。新たに開始するBTCオプション取引は、BTC価格をヘッジする手段になり得る。」と言及。機関投資家とプロなトレーダーが規制された環境で、BTC現物市場へのエクスポージャーを管理し、先物のポジションをヘッジしやすくなるように設計された商品だと説明した。
なお、アルトコインのデリバティブ商品をローンチする計画について取材を行なったTheBlockに対して、、McCourt氏は以下のように回答した。
ビットコインは必要不可欠だ。顧客のニーズに応えるのが最も重要なため、CMEは現在ビットコインにフォーカスしている。
仮想通貨市場のオプション取引は、LedgerXやバイナンス JEXなど複数の提供元がある一方、仮想通貨オプション取引市場の巨大シェアをDeribitが有している(90%以上)。この支配率は仮想通貨デリバティブ市場において圧倒的な数字であるが、CMEなどの伝統的取引所などが仮想通貨オプション取引市場に参入することで、機関投資家が中心になる市場は過熱する可能性がある。