タクシー配車サービス「DiDi(ディディ)」を提供するDiDiモビリティジャパンが、国内大手の地図情報会社であるゼンリングループと業務提携を実施しました。

ゼンリンの地図情報で配車サービスの精度向上へ

「DiDi」は中国で提供されている大手タクシー配車サービスであり、北京やメルボルンなど1,000都市以上で提供されています。
日本ではDiDiモビリティジャパンが北海道・東京・大阪・京都・兵庫・福岡・広島・愛知・山口・宮城エリアにおいてサービスを展開。「DiDi」アプリではクレジットカードやスマホ決済サービスPayPay(ペイペイ)による支払いに対応しています。

「DiDi」を運営するDiDiモビリティジャパンは日本市場における戦略的な事業拡充を見据え、ゼンリン、ゼンリンデータコムと業務提携を実施しました。
業務提携の第1弾としてナビゲーションアプリの共同開発を行い、本日9月25日(水)よりDiDiのタクシードライバー用アプリ「DiDiドライバー」内でゼンリンデータコムのナビゲーションアプリ「Z-NAV(ゼットナブ)」が利用できるようになりました。
「Z-NAV」では、タクシーの利用客が乗車しやすいよう可能な限り道路の左側に到着するルート、事故につながりやすい細い道路の通り抜けを抑制し幹線道路など走行しやすい道路を優先するルートが案内できる仕組みとなっています。
さらに、ドライバーの要望に応じた柔軟なカスタマイズが可能とのことです。

DiDiモビリティジャパンは今後もゼンリングループの詳細で網羅性の高い各種地図情報(ドアtoドアを可能にする細道路規制・到着地点情報、住宅地図データなど)を活用し、さらに精度の高い配車サービスの実現を目指すとしています。

また「DiDiドライバー」では2019年中に「需要予測ヒートマップ(仮称)」が追加される予定です。
「需要予測ヒートマップ(仮称)」ではドライバーが一目で需要の高いエリアを把握できるようになっており、これにより収益を最大化することが可能とのことです。

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