サムスンがリップル社の関わりを否定
韓サムスンの米国法人Samsung Electronics Americaは、国際送金サービス提供のためにリップル社提携企業Finablrと協業するが、リップル社や仮想通貨XRPは関わっていないと説明した。

サムスンがリップル社の関わりを否定

韓サムスンの米国法人Samsung Electronics Americaは、「Samsung Pay」のアプリを介した送金サービス提供のため、アラブ首長国連邦を拠点にするフィンテック企業Finablrと提携した。

同機能を提供するFinablrの子会社Travelexは、米リップル社とパートナーシップを結んでいる関係からXRPなどに関連する可能性があると指摘する報道が行われていたが、公式に否定した。

「サムスンの今回の送金サービスは、リップル社も仮想通貨XRPも無関係である」とFinablrの担当者が10日、The Blockに語った。

担当者は今回の提携について、「Travelexによるアプリを介した新しい国際送金サービスにはリップル社は携わっていないし、XRPを活用したソリューションも利用しない」と話しており、Finablrの技術を採用したサービスで、「Samsung Pay」のユーザーに国際送金を行ってもらうと説明した。

今回のサービスの利用で、米国のユーザーは47カ国への送金が可能になる。アプリに紐づけたデビットカードやクレジットカードを使うこともできるという。

サムスン米国法人の幹部で、コンテンツとサービス部門の責任者でもあるSang W. Ahn氏は本サービスについて、「我々のユーザーはグローバルだ。世界各国に友人や家族がいる。今回の送金サービスは、『Samsung Pay』をさらに便利なプラットフォームにしていくという我々のビジョンを達成するための最初の一歩だ」と語った。

Finablrは、来年にも本サービスを他の国々に拡大する予定だと説明している。

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