- 仮想通貨BNBのETPがスイス証券取引所で上場
- Binanceは15日、Amun AGとのパートナーシップ、及びバイナンスコイン(BNB)のETPをスイス証券取引所(SIX)に上場することを発表した。ティッカーは「ABNB」となっている。
仮想通貨BNBのETPがスイス証券取引所で上場
大手仮想通貨取引所のBinanceは15日、フィンテック企業のAmun AGとのパートナーシップ、及びBinanceの独自通貨バイナンスコイン(BNB)に裏付けられた米ドル建てETPをスイス証券取引所(SIX)に上場することを発表した。取引は本日から始まり、ティッカーは「ABNB」となっている。
Amun AGは従来の金融と仮想通貨の隔たりを埋めるというミッションの元、これまでに8つの仮想通貨ETPを発行している。
ETPとは
「Exchange Traded Products」の略で、意味は「上場取引型金融商品」。証券取引所で取引される、様々な投資商品という意味。ETPの価格変動は、株式や金利など金融商品に連動するが、資産の所有権を得ていない。ETF(上場投資信託)、ETN(上場投資証券)、ETC(上場投資コモディティ)などが該当する。
Binanceの発表によれば現在BNBの時価総額は世界で8番目に大きく、世界で10番目に大きな取引所であるスイス証券取引所にABNBが上場することでテクノロジーに精通した仮想通貨愛好家だけではなくより広範囲の機関や個人投資家が普通の株式を買うのと同じようにBNBにアクセスできるようになるとのことだ。
BinanceのCEO CZ(Changpeng Zhao)氏は今回の上場について
新しい資産クラスを従来の金融インフラを通じて提供することでアクセスしやすく信頼性が高いものになり、伝統的な投資家が仮想通貨市場に参入しやすくなる
としている。